半坪ビオトープの日記

フイリヤブラン

花壇の縁取りや庭の下草として群植されることが多いこの花は、ユリ科ヤブラン属のプラティフィラ(Liriope platyphylla) という。属名リリオペは、ギリシア神話ナルキッソスの母であり、ニンフのレイリオペ(Leiriope) の名にちなむ。
ヤブランは関東以南の日本、台湾、中国に分布する。常緑性で樹林の下草として群生する。初秋の頃、30cmほどの花茎に淡紫色の小花を無数につける。
ほとんどの園芸品種は、白い覆輪となった葉が幅広で15mmほどあり、フイリヤブラン(斑入り藪蘭)の名で出回っている。葉だけでも美しく鑑賞に値する。