半坪ビオトープの日記

ヤコウカ

香り高いイエライシャン(夜来香)と間違って呼ばれることが多いが、この花はナス科ケストルム属のノクツルノム(Cestrum nocturnum) という。
西インド諸島原産で、日本には明治初期に渡来した。高さ3mになる常緑低木で、枝は細くよく分枝する。上部の葉腋から花序を出し、よく分枝して円錐花序となり、細長い薄黄緑色の花をつける。
昼間は香らず、夜になると開花して強い香りを発するので、和名は、ヤコウカ(夜香花)、別名はヤコウボク(夜香木)という。
よく間違われる本来のイエライシャン(夜来香)は、ガガイモ科テロスマ属のコルダタといい、昼夜ともよく香り、歌謡曲に歌われたり、香水に利用されたりする。