半坪ビオトープの日記

アジサイ赤

セイヨウアジサイは色が鮮やかな品種が多く、特に赤系のアジサイは美しい。アジサイは1690〜92年に日本に滞在したケンペルが最初にヨーロッパに紹介したが、実物は1789年にイギリスのキュー植物園長バンクス卿が派遣した植物ハンターが中国から持ち込んだ。
一方、1823年に来日したシーボルトは、タマアジサイノリウツギ、アマチャなどをアジサイ属の新種として学名をつけ、アジサイにも愛人「お滝さん」の名に由来する学名、ヒドランゲア・オタクサをつけた。しかし現在では先にツンベリーがつけた、ヒドランゲア・マクロフィラ(Hydrangea macrophylla) が使われている。
赤系の品種には、クリスタル、フラウヨシコのほかいろいろある。19世紀には赤系の品種が登場して人気を博した。