半坪ビオトープの日記

クロタネソウ

行きつけのスーパーの先には共同住宅がある。棟と棟の間には大きな花壇が作られていて、色とりどりの花が咲き乱れている。
この青や水色の花は、キンポウゲ科クロタネソウ属のクロタネソウ(黒種草、Nigella damascena) 。南ヨーロッパ原産で、日本には江戸時代の終わりごろ渡来した。
葉は糸状に細裂し、花色には青、水色、薄紫、淡紅、白がある。種子には芳香があり、インドでは香辛料に使われる。
属名ニゲラはラテン語の黒(Niger) に由来し、種子の色に因む。英名には、devil-in-a-bush(茂みの悪魔)とか love-in-a-mist(霧の中の恋)など味のある表現がある。