半坪ビオトープの日記

ハンゲショウ(半夏生)

農作業で使う七十二節気で、夏至から11日目に当たる日(あるいは黄経が100度になる日)のことを半夏生という。畑の雑草、カラスビシャクの球茎を漢方で半夏といい、半夏が花咲く頃の意で半夏生という季節名になった。半夏生の頃に花を咲かせるこの花に今度は半夏生という名が付いたといわれる。今年は7月2日の今日がその半夏生である。葉の半分が白くなり、半分化粧をしたように見えるため半化粧という説もある。別名カタシログサ(片白草)という。
本州以南の日本全土と東南アジアの沼地など水辺に多く自生する。高さ60〜100cmで茎は直立し、茎頂の葉が6〜7月に白くなる。それに伴い白い小さな花を穂状に咲かせる。蕾のうちは首が垂れているが花が開くにつれ立ち上がってくる。
純白の葉には独特の趣があり、茶花や日本庭園の観賞用に使われるが、ドクダミと同じ仲間のため独特の臭気がある。