半坪ビオトープの日記

トウネズミモチ

どこの庭でもいつの間にか大きくなってしまう、ずうずうしい木がこのトウネズミモチ(唐鼠黐)である。中国原産で公園や街路樹にも植栽される。名は果実の形がネズミの糞に似て、葉がモチノキに似ていることに由来する。日本のネズミモチに似ているが、葉を裏から透かしてみると、葉脈の細脈がよく透けて見える点で区別できる。白い花や黒い果実がネズミモチに比べ非常に多く、枝もたわわに実った果実をヒヨドリなどの野鳥がよく食べる。そして、どこの庭でも種がばら撒かれる。これも、すぐ近くの学校の庭の大木から運ばれて芽生えたものであろう。こんな狭いビオトープでも数本育っている。