半坪ビオトープの日記


一般にセイヨウオダマキと呼ばれる花も、色や形が多様で幾種類もある。
この花は数ある園芸品種の親の一つである、カナデンシス(Aquilegia canadensis) という。北アメリカ大陸のロッキー山脈以東に分布し、日本には明治末に入った。外側の花びらに見えるのは萼で、萼片と内側の花弁はそれぞれ5個ある。花弁の基部に距があり、萼片の間から後方に長く突き出している。

このほか濃紫色で下向きのウルガリス(A. vulgaris) や、萼が開き気味のロンギッシマ(A. longissima) などとの交配品種が多数作出されていて、特定することは難しい。

八重咲きの花もいくつか見かけられる。花期はおおむね5・6月とされるが、4月から8月まで見ることができる。