先日、昔懐かしいキクイモ(菊芋)を山手線の線路脇で見つけた。子供のころ空き地によく咲いていて、イモを掘りおこして遊んだことを思い出す。
キク科ではあるがヒマワリ属のツベロスス(Pelianthus tuberosus) という。茎は2m以上に達し、上部で多く分枝し、径9cmほどの黄色い頭花を9月から10月にかけて咲かせる。
カナダ東部、アメリカ東北部原産で、17世紀初めにはヨーロッパに導入され、フランスでよく栽培されている。帰化植物として日本各地に自生し特に北海道に多い。
親指ほどの塊茎を飼料用や食用にする。イヌリンを多く含むので糖尿病患者の野菜として好適といわれる。