半坪ビオトープの日記

ムラサキベンケイソウ

ベンケイソウ科特有の多肉質の葉をもち、淡い赤紫色の小鼻を散形花序に集めたこの花は、ヒロテレフィウム属のムラサキベンケイソウ(Hylotelephium telephium) という。属名は、ギリシア語の hylle(森)と telephion(ベンケイソウ)に由来し、ベンケイソウ科としては例外的に森の中にも生えることにちなむ。和名ではムラサキベンケイソウ属という。
ヨーロッパ中北部からシベリア、モンゴル、中国東北部を経て北海道に分布する。高さ20〜50cmになり、葉は互生または対生し柄がない。
葉を切って土に置くだけで簡単に根がつく強さから弁慶にたとえられたのがベンケイソウ科であるが、これも乾燥に強く育てやすい。