半坪ビオトープの日記

ツユクサ

ムラサキツユクサ属のオオムラサキツユクサ(Tradescantia virginiana) の色は青紫が基本でまれに淡紅色や白がある。
その白花種をようやく見つけた。数十本咲いていたがすべて真っ白だった。白花種もいいが、基本の青紫と並んでいる方がなおよいと思う。
右上の青い花ツユクサ属のツユクサ(露草、Commelina communis)。ムラサキツユクサ属と同じツユクサ科だが属を異にする。communis とは、普通のという意味。
日本全国のほか東アジアに広く分布し、路傍や山野に普通にみられる。駆除が難しいという意味では雑草といえるが、身近ななじみ深い野草ともいえる。
2枚の緑色の舟形の苞葉に挟まれるように大きな2枚の青い花弁が見える。ほかに小さな花弁1枚と3枚の萼片もあり、どれも青い。長い雄しべ2本と雌しべのほか、短い雄しべ4本の黄色いやくが目立つ。
古くはツキクサといい、摺染めや青花紙に用いた。