半坪ビオトープの日記

ビオトープ

1月25日に咲き始めたビオトープのツバキもそろそろ終わりになりそうだ。池の周りの二本のツバキの花は合計百個位咲いては散っていった。池に落ちるものも多く時々拾ったが、花びらは池にすむ小さなミズムシのエサにもなっている。ヤマアカガエルは未だにオス一匹が鳴き続けているだけで、他にカエルの姿はない。去年の今頃は三匹いて卵塊を二つ産み、その後オタマジャクシを千匹育てたことを思うとさびしいものだ。そのかわりに、5mmほどのヌマエビの幼生が百匹ほど水中を元気よく走り回っている。ただし小さすぎて写真には撮れない。池の周りにはユキノシタやセリが勢いよく茂り、様々な草木が芽吹いている。
池袋駅の近くにある「池袋の森」にはトンボ池があって、アカガエルも住み着いていると聞いていたが、この冬に水抜きしていた。心無い人が放り込んだアメリカザリガニが数年前から繁殖し、トンボ池の生き物すべてを食い尽くしたという。五百匹のザリガニの外には、ヤゴ一匹も見当たらなかったと言うからすさまじいものだ。アカガエルは一時避難したが卵だけは産みに来たので、現在オタマジャクシで保護しているという。そろそろ池に水を入れるそうだ。
半坪ビオトープの横の大きな火鉢に、アメリカザリガニとマルタニシを一匹ずつ放しているが、半年以上エサを与えてはいない。干しエビを久しぶりに置いたら、引っ張り込んで食べたのでザリガニは生きていたことになる。マルタニシにも水草を与えてやろうとするうちに、今年もアカシマサシガメが舞い込んできた。去年より早いのも暖冬のせいだろう。