半坪ビオトープの日記

ミゾソバ

山野の水辺に群生するタデ科ミゾソバは、花弁に見える5枚の萼(がく)の先端が、普通は淡紅色になって金平糖のように可愛い。ただ、このビオトープミゾソバのように、ほとんど白いものもある。和名は水辺の溝に生える、蕎麦に似た葉の草という意味だ。野草というより雑草に近いが、渓流の清々しさに助けられて印象はよい。近縁種に野原に咲き、ミゾソバよりも茎の棘が鋭いので、ママコノシリヌグイと名付けられた花があるが、漢字表記にしたらなんとも悲しい名を付けたものだといつも思う。