半坪ビオトープの日記

ツマグロヒョウモンの終令幼虫

3令から終令になったときには35mm位の大きさだが、蛹になる直前には45〜50mmにもなる。下を向いている頭部は黒く、胴部はビロード状の黒色で、背線と突起下部の朱赤色が鮮やかだ。突起の数と配列は、ミドリヒョウモンやクモガタヒョウモンなどの近似種と等しいが、突起の鋭さと朱赤色の迫力は、大型ヒョウモンチョウ類で唯一の亜熱帯進出のエネルギーを感じさせる。他のヒョウモンは年1回の発生だが、この種のみ4〜5回発生を繰り返すように、生育の速度も驚異的に早い。