重厚な超巨大輪が人気のラナンキュラス(Ranunculas asiatica) は、キンポウゲ科キンポウゲ属で、和名はハナキンポウゲというがもっぱら属名で呼ばれる。
トルコ、イランなどの中近東からヨーロッパ東南部に自生する球根植物で、明治中期に日本に渡来したがあまり普及しなかった。現在の主流は、ヨーロッパやアメリカで改良されたものがさらに日本で改良されてできた「ヴィクトリア・ストレイン」系(’Victoria Strain') の花である。
花色は、赤、緋、桃、橙、黄、白など多彩である。たくさん花びらがあるように見えるが実は萼片である。本来の花期は4月から5月だが、早くも植えつけられて咲いていた。