半坪ビオトープの日記

隠岐グルメ、ホテルEntôu

中ノ島の菱浦港
今晩泊まるホテル、昨夏開業したばかりのEntôu(エントウ)は、菱浦港の入口に建っている。中ノ島の対岸には西ノ島があり、菱浦港は、島前3島で囲む島前カルデラの入り口でもある。菱浦湾は、明治の文豪・小泉八雲ラフカディオ・ハーン)が明治25年(1892隠岐旅行で8日間も滞在した。水泳を楽しんだり、少女が機織る姿を心ゆくまで眺めたり、この地を最も気に入り、菱浦湾を「鏡浦」と名付けたという。

ホテルEntôu
ホテル・Entôuは、隠岐ジオパークの拠点施設と銘打ち、地球と隠岐の成り立ちや島前3島の魅力を学べる展示室も備えている。ジオラウンジには恐竜の化石などが展示されている。

高速船・レインボージェット
夕方、入浴後に海を眺めると、菱浦港を出航して西ノ島の別府港へ向かう高速船・レインボージェットの姿を見かけた。

前菜の筍と栄螺
ホテル・Entôuは、地産地消をモットーに旬の食材をあしらえた料理を提供する。前菜は、筍と栄螺。四角い木箱の中に乾燥させた葉や茎を敷き詰め、大きな石の上にパンに乗せた筍と栄螺の前菜が乗っている。洒落ているが気取り過ぎかも。

じゃがいものスープ
スープはじゃがいもの冷製スープ。上品な味わいだ。

海鮮サラダ
海鮮サラダには、ハナダイコンとナノハナの花びらが散らしてある。

岩牡蠣
魚料理は、岩牡蠣春香。美味しいが量的にやや物足りない。

口直し
口直しに崎みかんのシャーベット。

隠岐牛のステーキ
肉料理は、隠岐牛ロースのステーキ。ブロッコリーと菜の花が添えられている。このメインの隠岐牛は、隠岐で育った未経産の雌牛で、肉質等級が4等以上あることなど厳しい基準をクリアしなければならず、市場に出回るのはわずか一割ほどという。幻と呼ばれる希少な代物なので、もちろん美味しいことこの上ない。

デザート
こちらはデザートのパンナコッタ。オレンジ系のジャムが添えられている。

翌日の朝食

翌日の朝食は、あっさりしたものだった。隠岐牛のステーキ以外は、全体に質素な感じの料理だった。

内航船・フェリーどうぜん
翌朝、内航船・フェリーどうぜんの出航する姿をホテルの部屋から眺める。いよいよ最後の隠岐は、再び島後の隠岐の島町巡りだ。