半坪ビオトープの日記

名残惜しい沖縄料理


南部戦跡巡りの後、残りの時間を国際通りの散策に出かける人を見送り、車を返しに空港へ向かう。その後、土産物を買い求めてから最後の沖縄料理を楽しんだ。
これは、その前の昼食に、首里城近くの「ななほし食堂」で食べた「ゆしとうふ」。ななほし食堂は地元客に愛される沖縄料理中心の店で、最大のウリは、自家製の島豆腐=ゆしとうふである。豆腐チャンプルーに使う島豆腐の、水切り前のふわふわした豆腐が「ゆし豆腐」と呼ばれ、ここではゆしとうふにカツオなどの出汁のきいたそば汁または味噌汁で食べる。ゆしとうふのみの大で280円。これは小で180円。ゆしとうふ定食だと三枚肉を乗せたゆしとうふの丼に、チキンカツや小鉢が三つついて600円と、安くてボリュームがある。

こちらは沖縄そばのソーキそば。小で550円、大で650円である。他にも、自家製ゆしとうふと沖縄そばと三枚肉のセット、「ゆしとうふそば」が割安である。

那覇空港では、名残惜しい沖縄料理の店を探し回ったが、なかなか気に入る店がない。ようやく見つけたのが「天龍」である。よく知られた沖縄料理がほとんど揃っているのが助かる。これは、島豆腐にスクガラスを乗せた「スクガラス豆腐」。沖縄方言でスクはアイゴの稚魚、カラスは塩辛を意味する。旧暦の6月1日(及び7月1日、8月1日)の大潮の日には、イノーと呼ばれる珊瑚礁内の遠浅の海にアイゴの稚魚が大群をなして寄ってくるので、沖縄県では伝統的にこれを採ってスクガラスが作られてきた。泡盛のつまみにはぴったりだが、塩漬けの生臭い匂いには好き嫌いあるようだ。

こちらはどこでも見かける「島らっきょう」。小ぶりで香味が強く、塩漬けに鰹節を絡めて美味しく食べられる。

ソーキそばを食べている人は多いが、この店では珍しくソーキ肉のみも出している。

こちらはもずく酢とジーマーミ豆腐。もずく酢は普通だが、ジーマーミ豆腐は手作り感があって味わい深い。

こちらのミミガーには味噌ダレがかけられ、きゅうりも添えられていて美味しい。

ソーメンチャンプルーもいいが、焼きビーフンの方が具材が多いように見受けられた。空港だけあって全体に多少割高な感じがするが、よく知られた沖縄料理がほとんど揃っているのは魅力で、一品一品名残惜しく味わった。
こうして2泊3日の沖縄旅行を終えた。