半坪ビオトープの日記

妻沼聖天山、三宝荒神社


奥殿の装飾はあまりにも絢爛豪華なので、透し塀の外に出てからも立ち去りがたく眺めてしまう。

奥殿の裏手一番左には、小さな経蔵がある。

他にも奥殿裏手にはいくつかの神社が並んでいる。一番左にあるのが天満宮である。

中央にあるのが、五社神社である。

一番右手に、三宝荒神社がある。三宝荒神とは、仏法僧の三宝を守護し、不浄を厭離するという。荒神は、仏法並びに伽藍の守護神で、三宝荒神は、日本古来の荒魂(あらみたま)に、古代インドに源泉をもつ夜叉神の形態が取り入れられ、神道密教山岳信仰などの要素が混交して成立したと考えられている。火とかまどの神として祀られることが多い。

五社神社三宝荒神社との間に、「南無大聖歓喜雙身天王」の大きな石碑が立っている。
大聖歓喜雙身天王とは、「大日如来の最後方便の身」といって、苦しみ悩む全ての衆生を救わんと大日如来が究極の姿に変身して顕現した仏様という。歓喜天あるいは聖天ともいい、立像で抱擁している象頭人身の双身像の形象が多く、ヒンドゥー教ガネーシャ神のように単体多臂像もあるがきわめて少ない。縁結びで有名な聖天様の御紋は、二股大根二つが交差したもので、妻沼のイメージキャラクター、縁結びのえんむちゃんの頭も二股大根になっている。