半坪ビオトープの日記

塔のへつり


会津下郷町で有名な温泉は、大川渓谷沿いに湯宿の点在する湯野上温泉であるが、その大川(阿賀川)沿いに景勝地で名高い塔のへつりがある。

塔のへつりは、河食地形の奇形を呈する好例として、国の天然記念物に指定されているとともに、大川羽鳥県立公園の一角を占めている。最初に正面に見える大きな岸壁は、左が九輪塔岩で、右が屋形塔岩という。

左に目を転じると、吊り橋で向こう側に渡れることがわかる。吊り橋は富士見橋といい、渡り着いた所は舞台岩という。その右には水流で削られた岩窟があり、その上の大きな岸壁は象塔岩という。そこから左に護摩塔岩、烏帽子岩と続き、板のような岸壁は屏風岩という。一番右手の川縁に突き出ているのは土俵岩という。

その右の大きな岸壁は、最初に見た九輪塔岩である。その右手に屋形塔岩が見える。

左手の屏風岩の下部もかなりえぐれている。その左は緑の木々に覆われ岸壁は見えなくなる。

さらに開けた下流を見ると、会津鉄道の赤い鉄橋の左に、国の天然記念物である中山風穴のある中山(855m)が見え、鉄橋の後ろ遠くには、小野岳(1383m)が見える。