半坪ビオトープの日記

那須温泉神社


石段を上がると左手に大きな五葉松がある。とちぎ名木百選の那須五葉松で、推定樹齢約800年とされる。

右手には御幣を立てた神馬像が立っている。

正面の拝殿は、昭和60年竣工で、延喜式内社温泉神社の扁額も真新しい。裏にある本殿は、慶長12年(1607)那須資晴の建立という。舒明天皇の御代(630)狩野三郎行広が、矢傷の大白鹿を追って山中に迷い込み、神の御教により温泉を発見し神社を創建、温泉の神を祀ったのが始まりと伝わる。

祭神は、大己貴(おおなむち)命と少彦名命で、相殿に誉田別命を祀る。建久4年(1193)源頼朝那須野原巻狩りの折、小山朝政の射止めた九岐大鹿を奉納している。

社殿の右手には九尾稲荷大明神が祀られている。那須温泉の隆盛を願って建立されたという。

稲荷の右手の道を行くと、右手に殺生石の河原全体が手に取るように見下ろせる。

実際には殺生石から上がってきたのだが、殺生石から上がる所にも鳥居が建っていて、参道沿いにはアジサイの木がたくさん植えられていた。