半坪ビオトープの日記

ニホンアカガエル

この週末に福島県南部の白河市周辺を旅した。最後に白河関跡を訪れたがその近くでアカガエルを2匹見つけ、連れて帰った。

捕まえたカエルは2cmほどの大きさで、今年生まれたアカガエルに間違いないのだが、小さいので今まで面倒見てきたヤマアカガエルかそれともニホンアカガエルか、見分けがつきにくい。

見分け方の一番は、背側線がまっすぐか曲がりがあるかだが、どうやらまっすぐのようだ。

次にアゴの下の模様を見ると、やや斑紋が見えるがあまり目立たない。捕らえた場所からいえば山ではなく、田圃に近いので、やはりニホンアカガエルと思われる。

造成中のカエル池は、春から夏にかけて雑草が生い茂り、秋になってそれを刈り取った枯れ草の山の下にいろいろな生き物がうごめいていた。いくらかダンゴムシを投げ入れたが、他は土から自然に湧いて出たものだ。ワラジムシなどはカエルのえさになりそうだ。厄介なヨトウムシは春先から大発生していたが、大きすぎるかもしれない。池の廻りには、植えたものも含めいろいろな植物が繁茂しているし、池の中にもウキクサや水草が増え、水面が見えないほどになった。
なじみ深いヤマアカガエルではないが、草深く造成できたカエル池にようやくアカガエルを放すことができて感慨深い。

草が繁茂しすぎて見つけにくいが、翌朝は、池の中にカエルの姿を見つけた。その後は、草に隠れて何日も見つからない。

カエル池の廻りにいる生き物を探してみると、枯れ草の下にはダンゴムシやワラジムシやヤスデが隠れ住み、試しに投げ与えたキュウリには大小のナメクジや小さなコオロギの仲間などが群がる。

よく見かけたヤケヤスデやオビヤスデとは違って色鮮やかなヤスデは、ヤマトアカヤスデという種である。