半坪ビオトープの日記


目の前に見える宝剣岳(2931m)は、ここまで来ると近くにあって岩の上に立つ人も見える。宝剣岳の裏側には鎖場があるというので今回は行かないが、次回来る時には引き返すつもりで登ってみたいものだ。

とりあえず宝剣山荘に行き、疲れた初心者に休憩をとらせる。ここまで来ればあとは見晴しのよい広い尾根歩きなので、誰でも気分よく歩けるはずだ。

宝剣荘の左手が宝剣岳で、右手には天狗荘が建つ。その先にはなだらかな山容の中岳(2925m)が間近に見える。30分もかからずなんなく登れそうだ。

中岳に比べれば宝剣岳の方が岩登りがあって難しそうだ。

特に宝剣岳の右手に連なる岩峰の先端、天狗岩が厳しく聳えているのは壮観である。岩登りが好きな人には挑戦したい岩壁であろう。
天狗岩の彼方に見える山は、三ノ沢岳(2846m)と思われる。

この赤い花は、シオガマギク属のヨツバシオガマ(Pedicularis chamissonis var. japonica)である。北海道と中部以北の亜高山帯〜高山帯の草地に生える多年草で、高さは10〜40cmになる。日本固有種で、この属では最も普通に見られる。

和合山には下から雲が上がってきたようだ。午後には雷雨があるという天気予報なので、早めに登り終えて下山しよう。