半坪ビオトープの日記


千畳敷カールを見下ろすと、白いハクサンイチゲと思われる花を中心にお花畑が広がり、締めくくりに剣ヶ池がある。登山しない観光客は雪渓を横切るものの、この辺りを一周して花を楽しむことになる。雲海の向こうには、甲斐駒ケ岳仙丈ヶ岳北岳が見えるがかすんできた。

メインの雪渓はかなり大きく、幅が100m以上ある。渡り切ったところが八丁坂の始まりであり、遊歩道は右に折れてなおも雪渓を下る。

雪渓の途中で後ろを振り返ると、山腹に千畳敷駅が見え、左の雲海の彼方には左から、双頭の荒川岳、峠の右に赤石岳、雲がかかってきた聖岳と、南アルプスの3000m級の山並みが見える。

雪渓の下には相変わらず南アルプスの山並みが、左端の甲斐駒ケ岳から赤石岳まで見えるが、雲が湧き立ち始めていて富士山はほとんど見えなくなっている。

八丁坂は大きな岩がゴロゴロしていて、初心者には登りにくい山道だが、わずか30分ほどなので、まわりの花を楽しみながら気楽に登るといいだろう。まぶしいほどの青空が気分を爽快にしてくれる。

上るにつれて登山道はジグザグに折れてきて、宝剣岳(2931m)だけでなく右の和合山(2911m)の岩峰も迫ってくる。道端の花の数や種類も増えてきた。