半坪ビオトープの日記


本堂内陣の脇にある木造如来座像は、像高65cm、一木造りの座像で、丸顔、螺髪等のつくりから平安時代後期の作といわれ、町の文化財に指定されている。

本堂に向かって右のこの建物は、庫院である。

山門から本堂に向かう左側に鐘楼が建っている。

本堂に向かって左にある観音堂には、秘仏千手観世音菩薩が祀られている。観音堂の創建については明らかではないが、昭和53年に現在地に移される前は、智満寺の西約200mの杉木立の中にあった。古文署では文政12年(1828)(太田)伝兵衛、金毘羅堂を寄付して観音堂とする、とある。それ以前にも天正12年(1584)には火災にあって焼けたと記されている。
町の文化財に指定されている千手観世音菩薩は、像高2mある平安時代後期の一木造りで、延享元年(1744)に修理したことが記されている。
秘仏のため普段は見られないが、前立として像高112cmのこちらの十一面千手観世音菩薩が祀られている。
観音堂のさらに左には涅槃堂があり、中に身の丈3.3mの涅槃仏が安置されているという。

本堂の裏手を上ると茶畑の中に川根の大仏がある。高さ6.5m、総重量150トンの石仏で、2000年に建造されたばかりである。