半坪ビオトープの日記


大井神社は祭神として、水の神・禰都波能売神、土の神・波邇夜須比売神、太陽の神・天照大神を祀る。
大井川流域には当社を中心に現在46社の大井神社があり、かつては72社あったという。
本殿は、文久3年(1863)の再建で、信州の名彫物師・立川昌敬の彫刻があることが知られている。
平成3年に脇拝殿2棟が造営された。
本殿は拝殿と脇殿の後ろにあるため、建物を見るには拝殿の左の奥に行かなければならない。

本殿が見える所までいくとそこはひっそりとしていて、足下に小さな可愛い石像がおかれていた。
「田のかんさあ」(田の神様)といって、その年の豊年万作、一粒満倍を祈る昔からの信仰という。

こちらは境内社の大井恵比寿神社である。祭神は、出雲大社より大国主神(大黒様)、西宮神社より事代主神(恵比寿様)を勧請して祀っている。

この灯籠は大井神社最古の奉納灯籠で、寛文3年(1663)のものである。境内には川越安全を祈る大名寄進による灯籠や、江戸・大坂を往復した飛脚仲間の奉納灯籠など多くの灯籠がある。