半坪ビオトープの日記


本堂から五重塔へ向かう途中に一切経堂と本長谷寺がある。石段の上にある一切経堂は、拝観ができないようだ。

長谷寺は、朱鳥元年(686)道明上人が天武天皇のために「銅板法華説相図」(千仏多宝仏塔)を初瀬山西の岡に建てた最初の長谷寺であったが、明治9年に焼失してしまい、同年与喜寺本堂を移築している。もとは現在五重塔が建っている所に建っていた。

この五重塔は昭和29年に建立されたもので、平成元年に修理されている。五重塔の南側に道明上人が建てたという三重塔址がある。

五重塔から参道を下っていくとシャクナゲの花が満開に咲いている。長谷寺は牡丹の寺、花の寺と呼ばれるように、あちらこちらでいろいろな花が咲いていた。桜の花の季節には、広い境内にたくさん咲き誇る桜の花の中に本堂や五重塔が浮かび上がって浄土のように素晴らしいといわれる。

この建物は、神亀4年(727)に長谷寺を開山した、徳道上人を祀っている開山堂である。
何やらお坊さんがお祈りしているようだ。

この校倉造りの建物は、六角堂であり、額には写経殿と書かれている。入り口右脇には見事なシャクナゲが咲いていた。