半坪ビオトープの日記


先日、台湾の台北市を訪れた。まずは台湾料理の老舗、欣葉でトコブシ料理などを食べてから街に繰り出した。
抗日戦争や共産党軍との内戦の戦死者の霊を祀る忠烈祠は、中国宮殿式の建物で、北京の故宮の太和殿を模している。

忠烈祠では、正時ごとに衛兵の交替式がある。儀仗兵は陸、海、空軍から選ばれるが、この日の白い制服は海軍のものである。

台北孔子廟は当初1879年に建てられたが、日本統治下に日本軍により破壊され、1939年に再建された。
本殿である大成殿の中央には孔子の位牌が祀られ、蒋介石筆の「有教無類」の額が掛けられている。両側には孔子の重要な弟子・後継者である四配(顔子、曽子、子思子、孟子)と十二哲が祀られている。

本殿の両側にある「東廡」と「西廡」には孔子の著名な弟子など154人が祀られているが、位牌のみで質素である。それは「孔子の前で文章をひけらかすことはできない」という孔子廟の古来の規則にしたがっているからだという。