半坪ビオトープの日記


シロタエギクに似た葉にアザミに似た花を咲かせているこの花は、ケンタウレア・ギムノカルパ(Centaurea gymnocarpa) という。ケンタウレアという属名は、ギリシア神話に現れる半人半馬ケンタウロスの一人、ケイロンがこの植物を薬草として用いたと信じられたことにちなむといわれる。和名はヤグルマギク属といい、紫色や桃色のヤグルマギクヤグルマソウ)が含まれる。

ギムノカルパは、イタリア原産の耐寒性ある多年草で、高さは1mほどになる。全株が白毛で覆われ、羽状に深裂する白灰緑色の葉も観賞価値が高い。英名は、dusty-miller という。

花期は5〜6月。花径5cmの淡紫紅色の頭花が美しい。