半坪ビオトープの日記


黒谷地湿原にもイワイチョウ、シロバナトウウチソウ、エゾオヤマリンドウ、トウゲブキなどほかの湿原で見られる花は大体そろっている。

この黄色の小さな花は、イワオトギリ(岩弟切、Hypericum kamtschaticum var. hondoense) という。本州の中部地方以北の高地に自生する。

赤茶色の地に大きな眼状紋が目立つ美しい蝶は、クジャクチョウという。中部地方以北の高地に分布し、アザミやマツムシソウの花などによく飛来する。国外ではヨーロッパからサハリンまでユーラシア大陸北部に広く分布する。

イグサに似たこの花は、ミヤマホタルイ(深山蛍藺、Scirpus hondoensis) という。本州の中部地方以北(日本海側)の高層湿原に分布する。

高山のお花畑でよく見かけるピンクの花が、このハクサンフウロ(白山風露、Geranium yesoense var. nipponicum) 。本州の中部地方以北の高山帯の草地に自生する多年草で、日本固有種である。近年、このフウロソウの仲間の園芸品種がたくさん出回っているが、当然ながら高山植物は山の中で見るにかぎる。