半坪ビオトープの日記


八幡平頂上の周遊コースは前の日に雨模様の中歩いたので、この日は気軽に行ける黒谷地湿原を訪ねた。駐車場から15分で行ける高層湿原は少ないと思う。

木道のコースに入るとすぐに道端のハチマンタイアザミの花にいろいろな蝶が舞っていた。これはミドリヒョウモンのメス。メスの翅表は近縁種とよく似るが、後翅裏面は緑地に銀色のさざ波があって判別できる。

こちらはミドリヒョウモンのオス。前翅表面に太くて黒い鱗状があってすぐに見分けられる。メスと翅表面がかなり違うが、ヒョウモンチョウの仲間ではよくあることだ。

この大きなマダラチョウはアサギマダラ。日本全国およびアジアに広く分布する。飛翔はゆるやかで華麗だが、長距離移動することが知られている。

このヒョウモンはウラギンヒョウモン。やはり近縁種と見分けるのは、後翅裏面の各色の紋の配置の違いによる。久しぶりの陽ざしのせいか、蝶の動きに勢いがある。