半坪ビオトープの日記

シロバナフジ

三波石峡に向かう途中、埼玉県指定天然記念物である本庄市児玉町の「骨波田の藤」を見物した。長泉寺という寺の境内に藤棚がたくさんあった。
樹齢1200年という春日部市の「牛島の藤」と同じノダナガフジ(野田長藤)で、この「骨波田の藤」は樹齢650年という。まだ満開ではなく色も薄かった。
因みに日本だけに自生するフジ(Wisteria floribunda) は、別名をノダフジというが、この野田は摂津国(現大阪市)野田の藤之宮という藤の名所に由来する。
その園芸品種の一つとしてノダナガフジ(cv. Macrobotrya) があり、別名、九尺藤とも呼ばれる。ほかにも樹齢550年の藤や紫の鮮やかな藤、淡紅色の藤もあった。
右上の白藤は樹齢270年のシロバナフジで、こちらは満開でかなり見ごたえがあった。