半坪ビオトープの日記

ロトゥス・コルニクラトゥス

ペウケダヌム・オストゥルチウムの葉に止まっているのは、ベニヒカゲの仲間 。Matt Rowlings の European Butterflies によると、ヨーロッパに生息する35種のベニヒカゲ属の中のエレビア・メランプス( Erebia melampus)に間違いない。
和名はわからないが、英名の小さいという意味から、仮に(ヒメ)ベニヒカゲと呼ぶことにする。アルプスにはベニヒカゲの仲間がいやに多いと感じていたが、これほど種類が多いとは驚くばかりだ。
かつて見かけた青光りするベニヒカゲも、エレビア・チンダルス(Erebia tyndarus)とわかった。英名は真鍮という意味なので、仮に(ウラギン)ベニヒカゲと呼ぶことにする。
右上の黄色の花は、ミヤコグサ属のロトゥス・コルニクラトゥス(Lotus corniculatus)。ミヤコグサと似た蝶型の花を数個輪状に付け、アルプスの高原から低地まで幅広く分布する。