半坪ビオトープの日記

アストランティア・ミノール

1786年のモン・ブランの初登頂からアルプス登山史が始まったといわれるが、19世紀になるとナポレオン三世ゲーテパスツールなどの著名人がこのメール・ド・グラス氷河を見物に訪れている。
モンタンヴェール登山鉄道は1909年に開通して誰でも氷河を見物できるようになったが、それに先立つ1880年にこのグランドホテルが開業している。
1階はレストランだが、2階には当時の道具類や写真などの資料がたくさん展示されていて興味深い。
右上の白い花は、アストランティア・ミノール(Astrantia minor)。類縁のマジョールは花の中心が赤く一回り大きい低地性の花だが、こちらは高地性の花である。