半坪ビオトープの日記

パルナシア・パルストゥリス

なおも道を下り、シュテリゼー(Stellisee)から流れくる小川を渡るとちらほら木々が現れる。森林限界が2400m前後になる。
カラマツの林に囲まれたグリンジゼー(Grindjisee)がひっそりしている。湖には小魚がゆったり泳いでいた。湖の向こう側に行けば、木々と岩に囲まれた湖とマッターホルンがマッチした素敵な写真が取れるといわれている。
湖畔の湿地帯には、右上のパルナシア・パルストゥリス(Parnassia palustris)が咲いている。日本の山野の湿地でよく見かける、ウメバチソウである。
ユーラシアから北アメリカまで分布する。ウメバチソウ属は日本には数種あるが、スイスではこの1種しか知られていない。