半坪ビオトープの日記

ドロニクム・クルシイ

赤紫色のこの花はゲンティアナ・カンペストゥリス(Gentiana campestris)。リンドウ属には大きく分けて、小さくて青いいわゆるエンチアンと、大きいリンドウ(赤茶色やクリーム色や青色)のほかに赤紫で小さい仲間がある。
その代表格がこのカンペストゥリスで広く分布する。高地に咲くラモサの花びらが5枚なのに対しこちらの花びらは4枚なので区別できる。
右上の花はドロニクム・クルシイ(Doronicum clusii)。花の雰囲気はウサギギクに似ているが、真ん中の筒状花も周りの舌状花も密でやや橙色を帯び華やかである。
ウサギの耳に見立てたウサギギクの対生の葉と違い、葉は互生で形も披針形である。