半坪ビオトープの日記

カンパヌラ・シェウキツェリ

フェリリュッケから大岩の積み重なるシニーヒューナーシュトックの左すそを巻きながら上がっていく。石畳のしっかり整備された道で、弧を描きながら山腹を進むと、次々に新しい風景が現われ、空の上を歩くような楽しい気分になる。
オーバーアルプパスヘーエ方面を見返ると、黒っぽいピッツ・カオラディ(2614m)の左に小さくクルネラ湖が見えるが、これはかなり大きなダム湖の一部である。
右上の花は、岩陰にぽつんと一つ咲いていた、カンパヌラ・シェウキツェリ(Campanura scheuchzeri)。いつも群れを成して咲き乱れている、どこでも見かけるベルフラワーだが、これはひときわ大きく色も濃い紫色でとても魅力的だった。