半坪ビオトープの日記

山花

辰ノ島上陸

辰ノ島上陸 いよいよ辰ノ島に上陸する。渡し船の発着所から波打ち際に遊歩道が整備されている。低潮線保全区域に指定されている石波止という浅瀬の入江全体がネットで囲まれて辰ノ島海水浴場となっている。 キキョウ エメラルドブルーの海の色を味わいながら…

原の辻遺跡=一支国王都復元公園

原の辻遺跡見取り図 公園内には駐車場がなく、公園もかなり広いので見取り図があって助かる。手前の遺跡範囲に10数棟の復元建物が建てられている。一支国博物館への道も示されている。近くには人面石の出土地点もあるようだ。 原の辻遺跡=原の辻一支国王…

顎掛け石・へそ石、鬼窟古墳、双六古墳、掛木古墳

顎掛け石 國片主神社のすぐ西に史跡「顎掛け石と六面十二菩薩」がある。伝説では、渡良左エ門という大男が海岸で拾った柱状の石柱をここまで担いで運び、自分の顎が乗せられる高さに立てたという。現在、顎掛け石の上には、理由はわからないが六面十二菩薩の…

秋田駒ケ岳、下り

阿弥陀池 阿弥陀池は北側に最高峰の男女岳、南西側に男岳、南東側に横岳という3つのピークに囲まれている。男岳と横岳はカルデラの外輪山であり、男女岳は最高峰でありながら、カルデラの外側に位置している。阿弥陀池も同様にカルデラの外側にある。カルデ…

秋田駒ケ岳

秋田駒ケ岳 秋田駒ケ岳は、十和田八幡平国立公園の南端に位置する北東北の名峰の一つであり、秋田県一の標高を誇る。乳頭温泉郷や乳頭山からも登山道で繋がっているが、男女岳(1637m)・男岳・女岳の総称である。田沢湖高原温泉郷のアルパ駒草からマイカー…

八幡平・大沼、乳頭温泉郷・鶴の湯

大沼 八幡平の秋田県側(西)の麓に大沼がある。八幡平で最も大きい沼という。一周約2kmの遊歩道があり、1時間弱で散策できる。沼に面する八幡平ビジターセンターに駐車場もある。 タニウツギ 大沼は標高約950mにあり、ワタスゲなどの高山植物も見られる…

八幡平、蓬莱境

八幡平から見る岩手山、夜沼 6月下旬、八幡平、秋田駒などを大急ぎで散策した。盛岡では快晴だったが、八幡平アスピーテラインを走る頃には雲が湧いてきた。岩手山(2038m)も薄曇りの中で霞んできた。眼下に見える沼は夜沼で、右手の山は大深岳(1541m)…

姫沼、野塚展望台

姫沼 鴛泊港の南東約2km、利尻山の北側標高約130mに位置する、姫沼は人工湖である。 姫沼 姫沼の名は、大正4年に姫マスを放流したことに由来する。エゾマツ、トドマツが鬱蒼と繁り、コバルトブルーの沼の向こうには利尻山の勇姿が眺められるはずだが、ま…

ポンモシリ島、夕日が丘展望台、ペシ岬

ポンモシリ島 最終日は利尻島北部、鴛泊周辺を見て回る。まず最初に、富士野園地の沖に浮かぶポンモシリ島を見に行く。ポンモシリ(ponmosir)とは、アイヌ語で「小さい島」を意味し、その地名は北海道に十数ヶ所ある。 富士野園地からポンモシリ島 富士野園…

仙法志御崎海岸、沓形

仙法志御崎海岸 雲行きが悪くなってきたが、もう少し観光してから宿に向かうことにする。ここは利尻島南端に近い仙法志御崎海岸、一帯は公園になっている。 仙法志御崎海岸 かつて山から流れ出した溶岩流が固まった荒々しい海岸と、その向こうに利尻富士の景…

オタトマリ沼、南浜湿原

オタトマリ沼 利尻島南部は、オタトマリ沼・南浜湿原・仙法志御崎海岸など利尻山を望む展望スポットが点在する。オタトマリ沼から眺める利尻山は、万年雪のあるヤムナイ沢を正面にするアルペン的山容というので、分厚い雲に覆われて姿が確認できないのは残念…

高山植物園、レブンアツモリソウ原生地

高山植物園のレブンアツモリソウ 高山植物を探しながら礼文島の岬や草原をあちこち歩いたが、高山植物園にも寄ったので、そこの花も紹介する。礼文島北部の久種湖近くにある高山植物園には、約50種、約2万株の高山植物が育てられている。まずは礼文島の花を…

元地、地蔵岩、桃台・猫台

元地海岸のメノウ浜と地蔵岩 礼文島の玄関口・香深から新桃岩トンネルを越えたところにある元地漁港があり、その北に元地海岸がある。ここにはメノウ浜と地蔵岩があり、日本海に沈む夕陽が美しい場所として知られる。元地という地名は、アイヌ語のチェプ・モ…

知床、北のカナリアパーク

ネムロシオガマ 知床集落への下り道は笹原の中のまっすぐな一本道だが、まだところどころに花が咲いている。この白い花は、ネムロシオガマ(Pedicularis schistostegia)という多年草。北海道の根室周辺と礼文島の海岸近くの草原や山の斜面に咲く。茎や葉柄…

元地灯台へ

元地港と桃岩 ツバメ山の山頂に近づくと右下には元地港と桃岩が見え、桃岩の下の桃台・猫台展望台も認められた。 ハクサンチドリとミヤマナナカマド 道端の笹原には、赤紫色のハクサンチドリの近くに小さな白い花が咲いていた。よく見ると、かなり矮性のナナ…

キンバイの谷

サクラソウモドキ またもやサクラソウモドキの花が現れた。茎先に下向きの花を3〜8個つけるが、いつも下向きなので、黄白色という花冠の内側は確認できなかった。それでも漏斗状で先が五つに裂ける花冠は、赤紫色が鮮やかだ。珍しい花なので形と色を目に焼…

キンバイの谷へ

高山植物と利尻山 桃岩展望台トレッキングコースは、6・7月にピークを迎えるシーズン中に礼文島内に咲くほとんどの花が見られることから「礼文フラワーロード」とも呼ばれる。キンバイの谷への道はゆっくりとジグザグに南西に向かうが、東に振れた時に左手…

桃岩展望台へ

桃岩登山口の上にあるレンジャーハウス 三日目、天気は芳しくないが、いよいよ礼文島最大の見どころ、桃岩展望台コースを歩く。まずは桃岩登山口の上、レンジャーハウスまでタクシーで向かう。 利尻山(1,721m) 利尻山(1,721m)が見えるけれど残念ながら…

澄海岬、金田ノ岬、船泊の夕陽

澄海岬 礼文島北部の飲食店がほぼ休業中のため、船泊でようやく見つけた食堂で岩海苔ラーメンを食べた後、ゴロタ岬の南にある澄海(すかい)岬に向かった。礼文きっての絶景スポットとして知られる澄海岬は、その名の通り、澄み渡ったコバルトブルーの海水が…

礼文島、ゴロタ岬、スコトン岬

利尻山 6月上旬前後に咲くレブンアツモリソウを見るために、先月上旬、礼文島に出かけた。稚内から礼文島の香深港へ向かうフェリーから左手に利尻山が眺められた。利尻富士とも呼ばれる名峰・利尻山(1721m)は、日本最北の百名山であり、登山家の憧れの山…

春の花巡り

湯河原梅林 今年もすでに夏になり梅雨入りしているが、この春の花巡りで出会った花をいくつか紹介する。湯河原郊外の幕山の南麓に1980年に造成された幕山公園に、1996年に設けられた湯河原梅林がある。2月中下旬、約4,000本の紅梅・白梅がさながら「梅の絨…

太祝詞神社、金田城跡

加志から見る白嶽 対馬下島の北部、美津島町と厳原町との境に屹立する白嶽(519m)は、古来より霊山として崇められた対馬のシンボル的存在で、大陸系植物と日本系植物が混生する国内最大の独自の生態系をもつ洲藻白嶽原生林として、国の天然記念物に指定さ…

阿麻氐留神社

小船越から西の漕手へ 和多都美神社がある豊玉町は対馬上島の南部で仁位浅芽湾を囲んでいるが、浅芽湾の南部は対馬下島の美津島町が囲んでいて、浅芽湾の最も東に小船越の集落がある。この小船越は対馬海峡と浅芽湾を繋ぐ海上交通の拠点で、かつては小さな船…

対馬、烏帽子岳展望所

アナゴ重定食 昨夏、対馬一周6日間の旅をした。対馬は朝鮮半島に直面しているので、古来より文化交流と国防の最前線だった。3世紀の魏志倭人伝に最初に登場する倭国のクニとして描かれ、古くから日本と大陸を結ぶ海上交通の要衝だった。細かいことは順次述…

宇奈月へ戻る

黒部峡谷の「下の廊下」 欅平駅にはビジターセンターがある。黒部峡谷の誕生や歴史、地質、動植物など映像や写真により紹介している。黒部峡谷の黒部川を黒部ダムまで遡る「下の廊下」には、S字峡、十字峡という険しい絶壁があり、ベテランの上級登山者でも…

欅平

出し平ダム 黒薙駅を出発してまもなく、右手に出し平ダムが見えてくる。暴れ川とも呼ばれる黒部川では、大量の土砂が流出する。そのため出し平ダムでは排砂ゲートを2ヶ所所有し、堆積した土砂を流下させることができる構造にしている。 冬季歩道 出平駅周辺…

黒薙温泉

黒薙温泉、大露天風呂 黒薙温泉は、黒部峡谷最古の露天風呂で、源泉は毎分2,000リットルの湧出量を誇り、宇奈月温泉の源泉でもある。黒薙川沿いの混浴大露天風呂は、広さ28畳敷相当あり、女性専用時間も設けられている。 天女の湯 旅館下流側にある「天女の…

黒薙温泉へ

新山彦橋から山彦橋を見る 黒部峡谷鉄道の最終列車は、宇奈月駅を出発するとまもなく、黒部川に架かる新山彦橋を渡る。高さ40m、長さ166m、傾斜のついた珍しい橋である。左手すぐ下流には山彦橋が架かっていて、山彦遊歩道を散策する観光客が手を振ってい…

立山から宇奈月へ

劔岳と劔御前 室堂ターミナルから立山黒部アルペンルートの西側部分、立山駅へと向かう。はじめは立山高原バスで天狗平、弥陀ヶ原を通り、美女平まで約1,500mの標高差を下る。室堂を出発してまもなく、天狗平を過ぎた辺りで、劔御前(2,776m)の後ろに隠れ…

立山室堂

玉殿岩屋の案内板 室堂山荘の右手に近づき左に曲がるところに、玉殿岩屋の案内板があった。立山火山が噴出した溶岩が冷却する際にできた板状節理が発達してできた二つの洞窟を玉殿岩屋と呼ぶ。立山開山伝説の聖地で、熊と白鷹を追って来た佐伯有頼に、熊が阿…