半坪ビオトープの日記

グルメ

宇検村、カンツメの碑

カンツメの碑 奄美大島南端の瀬戸内町から西隣の宇検村へ山越えする峠に「カンツメの碑」がある。江戸時代後半の薩摩藩政時代、焼内間切須古にカンツメという美しい娘がいたが、貧しさゆえ隣村名柄の豪農の元へヤンチュ(家人、奄美独特の債務奴隷)として身…

瀬戸内町古仁屋

島料理の店リッキ 瀬戸内町古仁屋の二日目は、地元の島料理の人気店リッキに入る。前夜も寄ったが満員だったので予約しておいた。主人が漁師なので刺身の鮮度が良い。まずはマグロの刺身をいただく。 豚耳炙りポン酢 鳥のから揚げやチキンステーキなどもある…

実久海岸、嘉入の滝

実久海岸 実久海岸にようやく着いたが、どんよりと曇っていてせっかくの実久ブルーも雲の影が写っていまいちさえない。左手先の防波堤まで行ってみることにする。 防潮堤から見た実久海岸 やはり、向かいの防潮堤から実久海岸を眺めたほうがまだ良い。 実久…

瀬戸内町、ホノホシ海岸

マネン崎展望台から嘉鉄湾 雨が激しくなり、南部へ急いで向かうが、峠では土砂降りとなった。瀬戸内町に着くと小降りになった。古仁屋から東のヤドリ浜に向かい、道路沿いのマネン崎展望台から南を眺めると加計呂麻島が見え、東の眼下には嘉鉄湾が見下ろせる…

奄美大島中部、奄美市名瀬

大浜海浜公園 初日も二日目も雨なのでマングローブカヌーの予定を変更し、奄美市の大浜海浜公園と奄美海洋展示館に行く。大浜海浜公園は名瀬中心部から最も近く、名瀬随一の海水浴場としてよく整備され、発達したサンゴ礁でのシュノーケリングやダイビングに…

奄美大島と加計呂麻島、奄美の郷土料理

奄美名物の鶏飯 半年ほど前になるが、今年のGWに奄美大島と加計呂麻島を、レンタカーでそれぞれ一周した。初日の昼食は奄美名物の鶏飯と決めていたが、鶏飯発祥の店「みなとや」は満員で行列ができていた。仕方なく奄美パークの食堂で鶏飯を注文した。基本通…

セゴビアの昼食、マドリードの夕食

カスティーリャスープ昔風 セゴビアのカテドラルとアルカサルを見学して、トレドから始まったスペイン旅行は終わる。観光地となっているセゴビアでは、どのレストランも名物の子豚の丸焼きを扱っているが、どこも混雑していてなかなかいい店が見つからない。…

マドリード、ティッセン・ボルネミッサ美術館、夕食

ワシリー・カンディンスキーの『無題(1922)』 こちらの絵は、モスクワで生まれ、ドイツやフランスで活躍したロシア人画家ワシリー・カンディンスキー(Wassily Kandinsky)の『無題(Sin título,1922)』。カンディンスキーは、モスクワ大卒後、30歳でドイ…

マドリード、ソフィア王妃芸術センター、ランチ

スペイン高速鉄道、アベ(AVE) 首都マドリードを中心にバルセロナ、セビリア、バレンシア、マラガなどを結ぶスペイン高速鉄道は、アベ(AVE)と呼ばれる。日本の新幹線のように時速約300kmで走るが、グラナダが含まれていないのが残念だ。マラガからマドリ…

マラガ、カテドラル屋上、夕食

カテドラル マラガのカテドラルは、建設期間が長かったため、ゴシック、ルネッサンス、バロックなど様々な様式が見られる。内部には17の礼拝堂が配されており、そのうちロサリオ礼拝堂にアロンソ・カーノ作の油絵『ロサリオ聖母』、コンセプシオン礼拝堂にク…

グラナダからマラガへ

カテドラル、主祭壇 アルハンブラ宮殿からグラナダ市内に戻り、カテドラルに立ち寄ると、一瞬だけ堂内に入ることができた。黄金色の主祭壇は高さ約45mの円筒形のドームとなっており、大きなフレスコ画や色鮮やかなステンドグラスの窓は美しく見応えがある。1…

グラナダの夕食

エルビラ門 アルバイシン地区を下りきったところに巨大なエルビラ門(Puerta Elvira)が建っている。つまりこの門は、イスラム時代のグラナダ城内への入り口にあたるので、アルバイシンに歩いて上る時にはここを目印にするとよい。ライトアップされた姿は、…

セビリアの夕食、フラメンコ、バチカン新年ミサ

タパスの店「TAPAS MEZQUITA」 セビリアで大晦日を迎えたが、夕食は散歩がてらにサンタクルス街を歩いて、賑やかなタパスの店「TAPAS MEZQUITA」に入った。 Pimentos asados この野菜料理は、パプリカのマリネにツナが乗せられた、Pimentos asados。オーブン…

セビリアのランチ、黄金の塔、フラメンコ博物館

アヒルハムコロッケ セルビアのランチは、大聖堂の裏手、郵便局の角を左に回り込んだところにある、レストラン:ベリンシュ(Berrinche)を選んだ。スペイン料理には、生ハムに魚や肉を混ぜたクリームコロッケがあるが、これはアヒルとイベリコ豚のハムを使…

コルドバ、ポトロ広場、夕食

ポトロ広場 ミラフローレス橋から北東へ旧市街の路地を進むとポトロ広場がある。15世紀に仔馬(ポトロ)の像の噴水が設置されたためこの名がある。コルドバ市の紋章がこの仔馬なのであり、市民に愛されている広場である。 旅籠屋ポトロ この広場のすぐ西に旅…

コルドバ、ランチ、旧ユダヤ人街

アグリクルトゥーラ公園 翌日はアトーチャ駅から約2時間renfeの高速列車AVEに乗り、セビリア、マラガに次ぐ、アンダルシア第3の都市コルドバ(Cordoba)に着く。駅の南東に旧市街があるので、その中間に宿をとった。歩き初めてすぐに大きなアグリクルトゥ…

マドリードの夕食

カイシャフォルム・マドリード プラド大通りに面した一角に、壁面が緑で覆われた垂直庭園と左の独創的な建築が目を引く。カイシャフォルム・マドリード(Caixa Forum Madrid)というソーシャルカルチャーの拠点である。スイスの建築家ユニットのヘルツォーク…

トレドの郷土料理

バル・レストラン Santa Fé スペインに来て最初の昼食に選んだ、大聖堂近くのBar Restaurante(バル・レストラン)Santa Féは、地元の人にも人気があるように、とても安くて美味い上にフレンドリーな店だった。 ウズラのトレド風煮込み まずはトレドの郷土料…

伊奘諾神宮、明石のタコ

淡路市多賀に伊弉諾(いざなぎ)神宮がある。式内社の名神大社で淡路国の一宮であり、日之少宮、津名明神、多賀明神、淡路島神、一宮皇大神とも別称され、通称「一宮(いっく)さん」とも「伊奘諾さん」とも呼ばれる。花崗岩製の一の鳥居は、平成7年(1995…

能取岬、網走ビール館

野付半島の後、知床半島の付け根にある根北峠を超えて、網走市郊外の能取湖に向かう。斜里町の先の小清水原生花園は初日に立ち寄ったところだ。今度も時間は割けず、道路脇のエゾキスゲの群落を見るにとどめた。お花畑まで歩けば、エゾキスゲやエゾスカシユ…

羅臼、相泊温泉、国後島

ウトロから知床横断道路で羅臼に向かう途中、知床峠を越えるが雨が降っていたのでそのまま通過した。峠からは天気が良ければ羅臼岳や国後島を望むことができるのだが。羅臼の街外れ、海抜167mの高台にある望郷の森の一角に、国後展望塔がある。 眼下に羅臼漁…

カムイワッカの滝、ルシャ湾

知床半島クルーズは湾と岬を巡りながら進むが、ここがワシの鼻と呼ばれる岩だらけの岬。 よく見ると、その名の通り大きなワシが睨みを利かせている。知床には、海洋生態系の頂点に位置するとも言われるオジロワシとオオワシが生息している。どちらも羽には白…

フレペの滝

今年も知人の退職記念旅行を企画し、7月中旬に北海道知床半島の旅を満喫した。女満別空港から一路、知床半島の西海岸、ラウスに向かう。途中、小清水原生花園前を通ったので、中には入らなかったが道路沿いから眺めた。北海道の夏の海岸でよく見かけるハマ…

熊野磨崖仏

豊後高田市田染にある熊野磨崖仏は、平安時代後期の磨崖仏とされ、国の重要文化財および史跡に指定されている。磨崖仏への入口は、田原山(鋸山)山麓にある胎蔵寺であり、寺の脇から石段を15分ほど上っていく。 石の太鼓橋を渡り、杉の巨木に囲まれた石段を…

夜のジュネーヴ

年末年始の、イタリアのローマ、フィレンツェ、ジェノヴァからフランスのニースとリヨンを訪ねる旅も終わりとなった。あとは飛行機の旅立つスイスのジュネーヴに向かう。ジュネーヴに着くとすでに暗くなっていて観光もままならない。夜のジュネーヴを少し散…

サン・ジャン大聖堂、ブションでランチ

リヨンの旧市街に建つサン・ジャン大聖堂(Primatiale Saint-Jean)は、フルヴィエールの丘の麓にある司教座聖堂である。初期キリスト教の洗礼堂と2つの教会があった場所に、1180年から1480年にかけて建設された。西側のファサードはフランボワイヤン様式。…

リヨンの夜と名物臓物料理

リヨン美術館の数多くの絵画を見ている間に、外はすっかり暗くなっていた。 市庁舎も美しくライトアップされていて、ますます立体的に見えるようになった。建物上方の正面を飾るアンリ4世の騎馬像は、1829年にルジャンドル・エラルの手による。他に、65の小…

ジェノヴァ、トゥルシ宮

白の宮殿の東に隣接するトゥルシ宮は、1565年に建てられたニッコロ・グリマルディの屋敷だったが、後にトゥルシという町の公爵ジョヴァンニ・アンドレア・ドーリアが息子のために買い取ったため、ドーリア・トゥルシ宮と呼ばれる。 現在はジェノヴァの市庁舎…

ディオクレティアヌス浴場跡

マッシモ宮とその北西にある共和国広場の中間に「ドガリのオベリスク」が建っている。古代ローマに運ばれたこのオベリスクは、イシス神殿近くに建てられたが、その後倒壊し地中に埋もれていた。1883年に発掘され解読されたがまた放置された。エリトリア戦争…

ボルゲーゼ美術館、スペイン階段

昨年の暮れから年初にかけて、イタリアのローマやフィレンツェ、フランスのリヨンなどを旅行した。月日が経ってしまったが、写真を見ながら記憶を辿っておきたい。 ローマには夜に着くので宿はテルミニ駅近くにした。通りは工夫を凝らしたイルミネーションで…