半坪ビオトープの日記

アカガエル

昨日、玄関脇の大火鉢にヤマアカガエルが潜んでいるのを見つけた。直径60cm高さ40cmある藍色の火鉢にはミソハギが植えられ、植木鉢のかけらの陰には数年前から去年までザリガニが生き延びていた。 火鉢の中はこのところ干からび気味だったが、以前ザ…

昨晩、大きさ4cmのヤマアカガエルが大池の苔の上にうずくまっているのを見つけた。4月下旬に見かけた3cmほどの2年目のカエルに似て白っぽい。同じカエルか3年目のカエルか断定できないが、1か月半で一回り大きくなったと考えることもできる。

水槽のオタマジャクシは次々に手が生えて子ガエルになってくるので、毎日10匹近くビオトープあるいは離れ池に放している。 右上の花はオオムラサキツユクサの藤色種。色が褪せているようでパッとしないので雑種かもしれない。

ヤマアカガエルのオタマジャクシに足が出てから10日足らずで手が出てきた。手が出たものが10匹、うち1匹はすでに尾が短くなり始めた。板の上に乗せてやると頭をもたげて誇らしげに見える。もう水の中は飽きた様子である。 足が出たものを出ていないもの…

毎朝与えるホウレン草をせっせと食べて育ったヤマアカガエルのオタマジャクシに足が生えてきた。大きさは30〜40mmに育っている。先週、20mm以下の小さくて育ちが悪かったオタマジャクシを数十匹池に戻している。 大きい水槽では130匹のうち20…

水槽で飼っているオタマジャクシには朝晩、ゆでたホウレン草の葉を餌として与えている。大きいものは約35mmに育っているが、小さいものはまだ12mm程しかない。大きいオタマが約半分、中位のものと小さいものが約半分である。 池のオタマにも少しはホ…

セリが池の中にもはびこり、池の周りのイノモトソウ・ユキノシタ・ヤブソテツなどが池に覆いかぶさって水面が中々見えないので、少し草刈をしたところ、3cmほどの可愛らしいカエルがぴょこんと出てきた。 去年生まれた今年2年目の子ガエルだ。体の模様は…

2度目の産卵の卵塊の大きさを調べるために、手桶に入れて写真に撮ったら約500個の卵が確認できた。きわめて小さいと思っていたが、朝見かけた卵塊が雨のために水中に沈んで小さく見えたためとわかった。 直径約15cm、約500個の卵があれば標準的な…

とうとう、ヤマアカガエルの2世の姿が確認できた。去年見かけたクロ2世かどうかはまだわからない。5年前に連れてきたアカ・クロ・シロの3匹以外の、ここで生まれた2世であることに間違いない。 3日前の2度目の産卵による大池の卵塊を挟んで、右隅には…

今朝まで一月以上鳴き続けて、すっかりやせ細ったヤマアカガエルのオスのアカが、再び産卵された卵塊を見守っている。フラッシュで何枚も写真を撮っても逃げない。 3月末の最初の卵塊は直径10cm弱で、約300個の卵しかなく、最少記録だった。相手のメ…

去年はメスのシロが産卵した後、数日で鳴かなくなっていたはずだが、今年は産卵後2週間たってもまだ、ヤマアカガエルのオスのアカはケロロケロロと鳴き続けている。鳴き声はややかすれてきてクアアアアクアアとかクエエクエエエとも聞こえる。雨が降ってい…

ツバキの大きな花がぼとぼとと池に落ちて、水面が埋まり水中はほとんど見えない。昨日いくつかツバキを取り除いたときには気がつかなかったが、今日になって、三番目の小さな池で、おたまじゃくしが動きだしているのに気づいた。 3月12日の初鳴き以来、ア…

まだ夜が明けぬ4時半頃から6時少し前までヤマアカガエルの鳴き声がよく聞こえた。朝になって姿を見に行くと、黒っぽい姿で体を伸ばしていたが、人の気配ですぐ水の中に隠れてしまった。 昼間もときどきケロロ、ケロロと鳴いている。ようやく写真に収めた姿…

昨日は気温が17度を越すこの春一番の暖かさだった。夜遅く寝床に横になったら、カエルの鳴き声がかすかに聞こえた。ヤマアカガエルの初鳴きだ。

ケロロロロ、ケロロ、ケロロロロ、ケロロと鳴いている。去年のオス(のアカ)の鳴き声、キララララ、キララとは少し違うようだ。 去年の6月にメスのシロの死骸を見つけ、4月からオスのアカも見かけていないので、今年は産卵しないだろうし、カエルが鳴くこ…

毎朝晩、ビオトープの外に出た子ガエルを探しては元に戻しているが、1日に3匹前後は見つける。実は、ビオトープに張ってある網の目はそれほど細かくないので、まだ小さな子ガエルは出入り自由なのだ。玄関前を横切って運良く家の裏に回れば、湿った土と先…

まだ10mmほどで可愛い今年生まれの1年生子ガエルが、ビオトープの網の外に出ていたので保護して池に戻した。家の裏手にも隣家の庭でも見つけ4匹を戻した。家の裏手の草陰には親ガエルもいたので水槽に保護した。去年の夏から行方不明のクロによく似て…

昨日が梅雨入りということだったが、今日は晴れ間が覗いて暑くなった。今がヤマアカガエルの上陸のピークでちょうど梅雨入りを本能で狙ったかのごとくだ。だが、実際に今上陸しているのは、産卵が遅れたものや山奥で捕えたものをホウレンソウで養殖して、早…

昨日は忙しくて子ガエルを池に放すことができなかった。そのため二日分たまり、東京生まれが18匹、奥鬼怒生まれが17匹で、合計35匹を池に放した。これが奥鬼怒産の上陸用水槽で、ガラスを元気よく這い上がって我先にと別世界を目指している。池に放す…

今日もヤマアカガエルの子ガエル、東京産3匹と奥鬼怒産10匹を池に放した。上陸用水槽にはそれぞれ10匹ほど移した。ホウレンソウのえさやりと水の入れ替えに加え、続々と上陸してくる子ガエルの選別、移動が忙しい。 この花は10日ほど前に見かけたカル…

昨日池に放した上陸1号2号の姿はもう見つけられない。今日も2匹子ガエル(亜成体)になった3号4号をまず池に放した。奥鬼怒産も1匹子ガエルになったので池に放したが、これがその奥鬼怒1号である。今までオタマジャクシのうちはカエルの種類が確定で…

ヤマアカガエルの上陸1号は尾がなくなり、はっきりと子ガエル(亜成体)となった。昨年は4月4日に産卵を認め、6月4日に養殖1号が上陸したが、今年は4月22日に産卵を認め、6月10日に上陸した。2週間以上遅れて産まれたが、上陸までの日数は2週…

2つの水槽には池で生まれたヤマアカガエルのオタマジャクシが100匹と、奥鬼怒産のオタマジャクシが50匹いる。どちらもホウレンソウを食べて日に日に大きくなってきている。ヤマアカガエルのオタマジャクシのうち、足が出てきたものがすでに30匹ほど…

ようやくビオトープの草刈の時間がとれた。池の周りはユキノシタが茂っていて、少し草をすいたくらいではカエルが歩くことも出来そうにない。古い葉を順に折り取っていたら、突然、ヤマアカガエルが池に飛び込んだ。驚いたのはカエルの方だろう。色は薄いが…

このユリノキは、モクレン科ユリノキ属で、高さ約40mにもなる落葉高木。北米東部原産で、日本には明治初期に渡来した。葉は互生で長さ6〜15cm。形が半纏や奴凧に似ているので、ハンテンボク、ヤッコダコノキ、グンバイノキなどともいう。学名 Lirion…

街中を歩いていて強烈な花の香に気づくのは、春先のジンチョウゲとこのソケイが代表格だろう。ソケイはインド原産の香料植物で、古代ペルシャを経てヨーロッパに入った。日本には中国から渡来した。花から取れる香料をジャスミンといい、属名にもなっている…

産卵から6日経って、室内の水槽に分けたヤマアカガエルの400個の卵はほとんどオタマジャクシになり、寒天質を食べながら尾を振っていた。外の池には水草が蔓延って、オタマジャクシになると捕えにくいので、一度卵を全部掬って数を数えてみた。やはり8…

観察するために3分の1ほど室内の水槽に分離して、数を数えてみた。ここに約400個あるので、卵塊全体では約1200個あったことになる。 卵の形は最初はもちろん球形だったが、ほぼ3日たって、早くも勾玉状になっているものがかなり見つかる。見た目は…

翌日曜日の朝早く、またカエルの鳴き声がかすかに聞こえた。早速見に行くと、オスのアカが産まれたばかりの卵塊からやや離れて手足を伸ばしていた。ほとんどのカエルの産卵はずいぶん前に終わっていて、今ではあちこちでオタマジャクシになっているはずだ。…

同じく土曜日の夕方には静かになったので様子を見に行くと、既にアカがシロの上に乗っていた。一回り大きいメスが背中にオスをおんぶした形だが、陸生の動物の交尾とは違って、カエルのような水生動物の場合は、メスが産み出した卵にオスが精液をかける体外…

前日までメスを呼びつけるために水中で鳴いていたのとうって変わって、水草の上に姿をあらわし大声を張り上げているのは、縄張りを主張しているのだ。写真を撮ろうと近づくと、クアアアア、クアアアアと、逃げることなく近づきながら威嚇する。大きな人間に…

今朝、ヤマアカガエルの「アカ」が池に姿を見せていた。池にはセリがたくさん生え、水の減りが早いので、昼に水を足そうと水道に近づいたとき、近くの小さい火鉢の中にアカガエルが浮いているのに気づき驚いた。背中に「ハハハ」の模様がある行方不明になっ…