半坪ビオトープの日記

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

倉敷、大原美術館 

岡山市の西、総社市の南に倉敷市がある。古来より交通の要所で、高梁川の支流・倉敷川は運河として利用され、江戸時代には商人の町、明治時代には繊維産業の町、近年は工業都市、そして文化観光都市として発展して来た。その中心に白壁や倉敷川に沿った柳並…

総社宮、拝殿の絵馬

総社宮が貞享4年(1687)に再建された翌年、彩色二十四孝の絵馬が奉納された。これにより商家の信仰が増し、豪商の西戎屋等により京都の一流画家の描いた絵馬が奉納されるなどして繁栄した。周辺は門前町・宿場町として発展し、のちの総社市の礎を築いた。 …

備中国総社宮

岡山市の西隣の総社市に備中国総社宮がある。創建は不詳だが由緒書によると、総社ができる以前、当地には仁徳天皇の皇妃・八田皇女の名代として八田部(八部)が設けられたという。のち御友別(応神天皇妃の兄)の子孫が当地に移住し国造となり、野俣神社(…

大避神社、生島

兵庫県の西南端にある赤穂温泉に泊まった翌朝早く、瀬戸内海三大祭りの一つ「坂越の船祭り」で知られる坂越の大避神社に向かった。今の坂越は「さこし」と呼ばれるが、元の呼称は「シャクシ(シャクジ)」で、尺師・釈師と記す。天然の良港をもつ坂越は、赤…

鶴林寺

姫路の東、加古川周辺には、浄土寺、一乗寺、鶴林寺などの名刹が多くあるが、時間の都合で播磨路の古刹、鶴林寺のみ訪れた。仁王門は三間一戸の楼門形式で、階上に坐禅堂をもつ。屋根は入母屋造本瓦葺で、大棟に鬼瓦が構える。室町時代に本堂の細部に倣って…

姫路城、大天守から

大天守からの展望を楽しんだ後は、ひたすら下っていく。これは3階の東大柱である。東大柱は上下で継がれることなくそのまま伸びている。根元は腐ったために補修を受けたが、元々は長さ24.8mの樅の一本柱である。西柱と同様、所々、金属のバンドで補強がされ…