半坪ビオトープの日記

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

白水阿弥陀堂

6月上旬に安達太良山ハイキングのため会津に出かけた。初日は、東日本大震災以来、ようやく全線開通した常磐自動車道を通って、いわき市、南相馬市に立ち寄りながら会津に入った。いわき市では、国宝の白水阿弥陀堂を訪ねた。白水川にかかる朱塗りの阿弥陀…

厚切り豚ロースと長芋のソテー

長芋が余っていたので、豚ロースとソテーにしてみた(3人前)。 ① 厚切り豚ロース3枚を包丁の背で叩き、2cm幅に切って塩胡椒をもみ込んでおく。 ② ニンニク1片は潰し、長芋300gは短冊切り、長ネギ1/2本は斜め切りにする。 ③ フライパンにサラダ油大2と…

カジキマグロの和風ステーキ

カジキマグロの簡単な料理として、和風ステーキを試した(3人前)。 ① ボールに醤油大2、酒大1、みりん大1を合わせ、カジキマグロ3切れとニンニク1片のスライスを漬け込む(できれば2時間くらい)。 ② 大根おろし大4、カイワレ菜1/2パックを用意し、…

栗林公園

最後に高松市内にある日本庭園・栗林公園に寄った。国の特別名勝に指定されている栗林公園は、紫雲山を借景として6つの池と13の築山を配した大名庭園である。 回遊式庭園の南庭と近代的に整備された準洋式の北庭からなり、面積は約74haと特別名勝の庭園の中…

屋島寺、談古嶺

大師堂の左には熊野権現社が祀られており、そこで左に曲がると朱色の鳥居がたくさん並んでいる。蓑山大明神の額があるが、正式には屋島太三郎狸という。太三郎狸は屋島寺の本尊である千手観音菩薩の御用狸として善行を積んだことから、現在は蓑山大明神の法…

屋島寺、本堂

金刀比羅宮のある琴平から高松に戻り、東の標高293mの溶岩台地の半島、屋島を訪れる。ここは那須与一の扇の的や義経の弓流しなどで有名な源平合戦の古戦場の史跡で知られる。 屋島の南嶺に、四国88カ所第84番の屋島寺がある。正式には南面山千光院屋島寺とい…

三穂津姫社、旭社

本宮拝殿の左手には、南渡殿が連なり、その先には三穂津姫社、別名、御別宮の社殿に結ばれている。 三穂津姫社は、拝殿・中殿・本殿とも明治9年(1876)造営の檜皮葺で、本殿は王子造、拝殿は大社関連造となっている。 祭神として、本宮祭神である大物主神…

金刀比羅宮、本宮

旭社の向かって右側に石段があるが、それは下向道(帰路)である。旭社を左手に見ながら廻廊に沿って北へ進み、唐銅の鳥居をくぐる。この鳥居は、慶応3年(1867)に伊予松山松齢講より献納された黄銅鳥居である。 鳥居の先に唐破風と千鳥破風の棟が交錯する…

金刀比羅宮、書院

金刀比羅宮は、金毘羅宮とも書かれ、こんぴらさんと呼ばれて親しまれている。 名物の長い石段が続く参道は、本宮まで785段、奥社の厳魂神社まで1368段を数える。本宮までとしても膝に不安があるので、大門までの365段を参拝登山タクシーで上がった。 二層入…

琴平、讃岐うどん

松山道をひたすら東進して香川県に戻り、金刀比羅宮に向かって、琴平の町で早めの昼食にした。JR琴平駅前から参道を進むと、すぐ右手に金刀比羅宮の北神苑があり、大きな御神木が枝を広げている。北神苑には他にも一里塚旧趾や琴平街道の起点石、並び灯籠な…

石手寺、大師堂

絵馬堂の右手に大師堂が建っている。讃岐の屏風ヶ浦(現、善通寺市)で生誕した空海は、主に四国の難所で厳しい修行をした後、八十八ヶ所霊場を開創したとされる。空海にゆかりのある霊場であるため、ほとんどが真言宗だが、現在は天台宗や臨済宗などに変わ…

石手寺、本堂

幸せの鐘の右手には、寄棟造本瓦葺きの阿弥陀堂が建っている。阿弥陀堂では毎月一回、無料でお灸を体験できるそうだ。 こちらの袴腰造りの鐘楼は、元弘3年(1333)の建立で重文に指定されている。建長3年(1251)の銘がある重文の鐘が吊られていて、住職し…

石手寺、仁王門

道後温泉の東約1kmに真言宗の熊野山虚空蔵院石手寺がある。道後温泉に近く、境内ほとんどの堂塔が国宝や重文に指定されている文化財の多い寺院なので、巡礼者よりも地元のお大師さん信者や観光客が多い霊場といわれる。 県道より伝説の残る、渡らずの橋の横…

道後温泉

松山市内に湧出する道後温泉は、日本三古湯の一つといわれ、「日本書紀」にも登場する。市電の道後温泉駅から道後温泉本館前までL字型にアーケードの温泉街があり、土産物店や飲食店などが軒を連ねている。 道後温泉は、古名を「にきたつ」(煮える湯の津)…

子規堂

愛媛県に入り、愛南町市場食堂でカツオの刺身を食べた後、ひたすら松山市に向かった。ところが松山城周辺の駐車場はどこも満杯なので、松山城見学は諦めざるを得なかった。かわりに子規堂を見学した。子規堂は、正岡家の菩提寺である正宗寺(しょうじゅうじ…

見残し海岸

竜串湾を囲むような千尋岬の先端西側に見残し海岸がある。現在に至っても竜串からの道のりは難所のため、昭和30年頃よりグラスボートで渡ることができるようになっている。 古くより景勝地として知られた竜串海岸と比べると風除けに見残し湾を利用していた漁…

竜串海域公園

足摺岬の西に位置する竜串海域公園は、足摺宇和海国立公園に属し、昭和45年(1970)に日本で初めて海中公園に指定された。竜串湾一帯に広がり、サンゴや華やかな魚類と共に亜熱帯的な海中景観を形成している。 竜串海岸は臥竜山と呼ばれる山に沿っていて古く…

松尾のアコウ、ジョン万次郎資料館

足摺岬から万次郎の生家が復元された中浜に向かってすぐにある、小さな松尾漁港に下る細い道の脇に松尾天満宮がある。間口9m、奥行6mの拝殿を廻り舞台にして利用している。天満宮の由緒等は不詳だが、現存の廻り舞台は、明治30年(1897)頃に建築されたと…

金剛福寺

足摺岬には真言宗の蹉跎山補陀落(ふだらく)院金剛福寺が建っている。山号の文字・蹉跎とは、食い違いを直し、正しい方向に導くとの意味である。しかし、「蹉」も「跎」も一字ではともに「躓く(つまずく)」の意味で、この地が難所であったことを示してい…

足摺岬

ようやく足摺岬に近づいたが、ここでも混雑のため交通規制で足止めされたので、翌朝、近くに宿から規制前に再訪した。岬の駐車場前に立っているのは、ジョン万次郎(中浜万次郎)の銅像である。万次郎は足摺半島西岸の中浜の漁師であったが、日本人として初…

太平寺、四万十川

土佐一条氏が繁栄を謳歌した土佐の小京都中村は、今でも四万十市の中心である。中村駅の北西約500m辺りに、臨済宗妙心寺派の神護山福寿院太平寺がある。 石段を上って石垣に囲まれた境内の入り口に建つ古めかしい山門は、江戸時代初期の建立である。 山門を…

岩本寺

中土佐町の南の標高320mの高原にある四万十町窪川に、真言宗智山派の寺院、藤井山五智院岩本寺がある。 四国八十八ヶ所霊場の第37番札所である。前後の札所との距離が遠く、巡礼の遍路が当寺で一泊することが多かった。今でも門前には休憩所やトイレの標識が…

久礼八幡宮

久礼湾に面して久礼八幡宮が祀られている。表参道入り口の一の台輪鳥居の左右に二つの歌碑が立っている。左の歌碑は、飛鳥井曽衣の「かきま久礼うらみて帰る浜千鳥 真砂の数や涙なるらん」である。飛鳥井雅量の号が曽衣。飛鳥井家は、藤原北家の流れで和歌と…