半坪ビオトープの日記

2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

高家神社

千倉町の南朝夷に高家(たかべ)神社がある。「料理の祖神」を祀る神社として、料理関係者や醸造業者を中心に信仰を集めている。 高家神社は、主祭神として、磐鹿六雁命(いわかむつかりのみこと)を祀っている。高部神ともいう。境内に入ると石の鳥居があり…

円蔵院、本堂

宝篋印塔だけでなく、本堂にも後藤義光の彫刻がいくつもある。本堂は、享和3年(1803)の建立であり、市の文化財に指定されている。 百畳敷の本堂入口の扁額は、後藤義光71歳の作である。 本尊は地蔵菩薩である。欄間の彫刻「王夫人と竜」は、後藤義光45歳…

円乗院、円蔵院

千倉町北朝夷に真言宗の円蔵院があり、その入口に同じく真言宗の小さな円乗院がある。市指定有形文化財の木造薬師如来坐像が安置されている薬師堂の前に案内板がある。「東福寺薬師如来之縁起」によると、大同元年(806)当時の五十田の峯に一沙門が開基され…

愛宕神社、浅間神社

南房総市千倉町川合に愛宕神社がある。余り知られていないが、武志伊八郎信由いわゆる初代波の伊八と後藤義光の彫刻があるというので寄ってみた。石の鳥居は真新しいが、急な石段は歴史を感じさせる。 赤い木製の二の鳥居をくぐると、石段を上り詰めた境内に…

真野寺

賀茂神社の数km南の丘陵に真野大黒天として親しまれている真野寺がある。 門をくぐると右側に、昭和4年に再建された大黒天祈祷所がある。当初、現在地の東方約1kmにある高倉山山頂に建立されたので、山号を高倉山と名付け、真野谷にあったため真野寺と…

賀茂神社

石堂寺から南に戻り、館山市との境の加茂に、賀茂神社がある。田んぼの間に鳥居があり、くぐると田んぼの突き当たりの小高い森にさらに赤い鳥居が見える。 石段の上に赤い両部鳥居が立ち両脇には巨木が聳え、その先は昼なお暗き鬱蒼とした森になっている。 …

石堂寺、多宝塔

本堂の手前に建つ多宝塔は、天文14年(1545)に丸常綱の寄進によって建立されたもので、里見義堯(よしたか)が、天文の内訌で滅ぼした里見義豊らの供養のため、建立したとも考えられている。江戸時代以前の多宝塔は関東に少なく、国の重文に指定されている…

石堂寺、本堂

2月下旬に房総半島南部、南房総市から鴨川市の史跡巡りに出かけた。南房総市の中心の千倉から10kmほど北の小高い丘の上に、南房総最古の寺といわれる天台宗の長安山東光院石堂寺がある。駐車場の北には白梅を中心に100本ほどの梅の木が植えられ、その先に花…

カジキマグロの香味ダレ

刻んだトマトとキュウリを添えるレシピに興味を抱き、試してみた(4人前)。 ① 皮と種を除いたトマト1/2とキュウリ10cmを細かく切り、長ネギ10cm、ニンニク1片、ショウガ1片をみじん切りにする。 ② ボールに砂糖大1+1/3、醤油大4、オイスターソース大2…

豚ヒレ肉のカレークリーム仕立て

美味しそうな豚ヒレ肉を買ってから、美味しそうなレシピを探した(4人前)。 ① ニンニク2片、アンチョビ4枚をみじん切りにする。 ② 豚ヒレ肉500gを厚さ1cmのそぎ切りにして、塩コショウし、小麦粉を薄くつける。 ③ フライパンにオリーブ油大2をひき、中…

円福寺

皆野駅から荒川に向う坂の左手に、平量山円福寺がある。駐車場の脇に、比較的新しそうな山門と本堂が見える。 通称、大浜の円福寺といわれ、秩父最古の仏跡として真言密教の道場とされる。山門をくぐると整備された参道の左側に六地蔵が、正面に本堂が構えて…

水潜寺、結願堂

水潜寺は、北条氏に仕えた阿佐美氏の中興になるものといわれる。その阿佐美氏館は、下流の日野沢川左岸南面の中腹にある。 観音堂の左には、大きな讃仏堂が建っている。あまりにも大きく、境内が細長いので、正面から全体を撮ることはできない。 讃仏堂は納…

水潜寺、本堂

皆野町西部の山間、日野沢川の谷沿いに、秩父札所34番、曹洞宗の日沢山水潜寺がある。西国33ヶ所霊場、坂東33ヶ所霊場と合わせて、日本百観音の結願寺であり、巡礼者が打ち留めの札と笈摺を納める寺でもある。 参道は二股に分かれ、右が本堂(観音堂)へ至る…

菊水寺

法性寺から秩父市下吉田に向う途中に、札所33番である曹洞宗の延命山菊水寺がある。参道入口の寺標には「大桜山長福寺」とあり、その側面に「延命山菊水寺」と彫られている。かつて小坂下と呼ばれる土地にあった菊水寺を管理していた別当が長福寺であった。…

法性寺、観音堂

法性寺には、「長享二年秩父札所番付(縦24.5cm、横101.8cm)」という古文書も保存されていて、本堂前にその複写が掲げられている。秩父札所の創立は明らかではなく、文歴2年(1234)十三権者(熊野権現、蔵王権現など)により開創されたと伝えられている。…

法性寺、舟形観音

小鹿野町の南東の山間部に、札所32番曹洞宗の般若山法性寺がある。般若山の扁額を掲げた山門は、宝永7年(1710)建立の3間×2間半の八脚門である。 欅材を主にした白木造りの二階建ての秩父札所唯一の鐘楼門で、二階には立派な梵鐘が吊るされている。 仁王…

柴原温泉

三峰口から少し戻り、小鹿野に向って北上すると、細い山道の先に数軒の宿が散在する柴原温泉に着く。左の温泉宿が玄関廻りも風呂も榧の木を使っているという風変わりな「かやの家」である。 柴原温泉は秩父七湯のひとつで約400年の歴史があり、江戸時代の初…

三十槌の氷柱

奥秩父、大滝地区の三峯神社へ通じる道沿いに、「三十槌の氷柱(みそつちのつらら)」と呼ばれる景勝がある。大滝温泉を過ぎて左折すると専用駐車場があり、そこから荒川の渓谷へと歩いて下る。その途中に額渕水天宮が祀られている。この下方に底無しの渕が…

薬師堂

小鹿野町の両神神社のすぐ近くに、法養寺薬師堂がある。眼病に霊験があり、「目薬師」として信仰を集め、神奈川県の日向薬師、愛知県鳳来寺の薬師と並び、日本三体薬師として世に喧伝されている。 江戸時代中期建立の仁王門は、間口6.93m、奥行4.19m、高さ…

小鹿神社

小鹿野町役場の近く、国道299号線に面して大きな朱色の鳥居が建っている。小鹿(おしか)神社の一の鳥居である。祭りの際、10mを超える笠鉾がくぐるために大きくしてあるそうだ。 広い駐車場から石段を上ると二の鳥居があり、その先に小鹿神社の社殿が見え…

観音院、東奥の院

東奥の院ミニハイキングコースは、一周約15分で、石段を上って行くとお地蔵さんのところで道が三つに分かれる。右が東奥の院、真中がその帰り道で「馬の蹄跡洞窟」、左が観音山登山道である。右の東奥の院へ向う。 山道を少し登ると、右に視界が開け、矢抜け…

観音院、磨崖仏

滝の手前、大きな断崖の下に大きな宝篋印塔が建っている。嘉永4年(1851)小鹿野の森玄黄斎が造り奉納したという。 宝篋印塔の右後ろ、断崖の大岩に鷲窟磨崖仏が彫られている。弘法大師が一夜にして爪彫りで千体彫ったと伝えられているが、室町時代頃の制作…

観音院、本堂

埼玉県小鹿野町の町役場の西の沢沿い、標高698mの観音山の中腹に、秩父札所31番の曹洞宗の観音院がある。駐車場手前の谷川を渡ると山門があり、大きな石像仁王尊が立っている。 石材は凝灰質砂岩で、観音院裏山から掘り出し、秩父の黒沢三重郎と信州の藤森…

井上伝蔵邸

龍勢会館の右手に、復元された井上伝蔵邸がある。秩父事件百二十周年記念映画「草の乱」の撮影用に復元されたセットを「秩父事件資料館」として公開展示している。 丸井商店は、江戸時代の寛政年間(1800頃)に江戸城御用達の鑑札を拝領し、その代から井上伝…

龍勢祭り

椋神社では、例祭の際に龍勢を打ち上げる龍勢祭りが有名であるが、境内に龍勢記念碑が建っている。これは日本武尊が立てた矛が光を放ち飛んで行ったという創祀伝説に基づいて、氏子達が神社前方の吉田河原で大火を焚き、その燃えさしを取って力の限り投げ、…

椋神社、八幡宮

椋神社社殿の右手に、八幡神社旧本殿が、覆屋に保護されて安置されている。畠山重忠が治承4年(1180)に鶴窪八幡宮を祀ったのが始まりとされ、日を経て吉田宿の町内衆により神事祭礼が継承された。 延宝年間(1673-80)に造営されたとみられる拝殿・本殿は…

秩父、椋神社

2月14日から翌日にかけて降った大雪は、埼玉県秩父市で観測史上最高の98cmを記録した。多くの山村で孤立状態が続き、自衛隊が出動して除雪にあたったがかなり難航したことが連日報じられた。その秩父地方に1月下旬、史跡巡りで出かけた。 秩父駅の北西、旧…