半坪ビオトープの日記

2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

番神堂、本堂

鎌倉幕府によって佐渡島に流されていた日蓮は、文永11年(1274)恩赦を受け寺泊に向け出発したが、早春の嵐で偶然にも漂着したのがこの柏崎の番神岬であった。漂着地背後の高台には、日蓮ゆかりの番神堂がある。 当時番神堂は、西本町の真言宗妙行寺のお堂で…

イタリアン「アルチ・ゴーラ」

この日の昼食は、柏崎で人気のイタリアンレストラン「アルチ・ゴーラ」に予約を入れておいた。柏崎IC出口近くにある。 ナポリスタイルの薪釜ピッツァが自慢のトラットリアで、ピッツァランチと、パスタのAランチが1,050円、アンティパスト・デザート付きのB…

本願寺国府別院

居多神社の南500mに、浄土真宗本願寺派の本願寺国府別院がある。この地は、親鸞が越後流罪で最初に約1年過ごした「竹之内草庵」の後、恵信尼と一緒に暮らした「竹ヶ前草庵(たけがはなそうあん)」の跡と伝えられる。 親鸞が越後で7年暮らし、建保2年(12…

居多神社

五智国分寺の西南を100mほど行くと、居多(こた)神社がある。近くに越後国国府があることから国司の尊崇を受け、越後国一宮とされた。「延喜式神名帳」では「けた」と読ませており、北陸地方に分布する「気多神社」と同じ出雲系統と考えられる。 承元元年(…

五智国分寺

上越市の直江津駅の西側には、五智国分寺、居多神社、本願寺国府別院など、親鸞にゆかりのある史跡が集まっている。五智国分寺は、正式には安国山華厳院国分寺と号する天台宗の寺院である。 境内に入るとすぐ左側に、如意輪観音が祀られている。 参道をまっ…

浄興寺

上越市の高田駅の西側に寺町寺院群がある。浄土真宗の寺院を中心に、真言宗・曹洞宗・日蓮宗・浄土宗・時宗の66の寺院が、南北約2kmにわたって集まっている。その中央の西はずれに、浄土真宗の浄興寺がある。真宗浄興寺派本山で、山号は歓喜踊躍山(かんぎ…

恵信尼の墓

上越市の新井駅から東に進むと、板倉区に恵信尼寿塔と「ゑしんの里記念館」がある。親鸞の妻、恵信尼は晩年を板倉で暮らし、この地で亡くなった。ゑしんの里記念館は、恵信尼に関する資料を展示する施設として平成17年に開設された。 西本願寺蔵の「恵信尼文…

関山神社、仏足石

社殿左手前には、金比羅堂が建っている。金比羅堂には、海神、龍神が祀られている。 社殿右には、神輿殿があり、7月下旬に行われる火祭りでの神輿渡御で使われる神輿が安置されている。 神輿殿の右手には、夜具石があり、さらにその手前に巡洋艦「妙高」の…

関山神社、拝殿

新潟県の妙高山(2454m)の麓の赤倉温泉で泊まった翌朝、鬱蒼とした杉木立に囲まれた関山神社を訪ねた。道路脇の社号標には「縣社関山神社」と書かれ、自然石には「関山大神」と彫られている。 関山神社は、古来より妙高山を霊山=御神体として仰ぐ道場とし…

野尻湖、ナウマンゾウ

一茶記念館や一茶旧宅のすぐ近くにある野尻湖は、ナウマンゾウの化石が発掘されることで有名であり、野尻湖畔近くにナウマンゾウ博物館が建っている。 昭和23年(1948)野尻湖底から湯たんぽのような形をしたナウマンゾウの臼歯の化石が発見された。これをき…

小林一茶墓、旧宅

戸隠高原から北東に、黒姫山(2053m)と飯縄山(1917m)の間を抜けて野尻湖に向う。 野尻湖の手前、柏原は俳人小林一茶の生まれ故郷であり、晩年を過ごした旧宅も残されている。 旧宅の史跡指定を記念して、昭和35年に記念館が開館した。一茶の生涯と文学な…

戸隠神社、宝光社

戸隠神社は、平安時代には修験道の道場として都にまで知られた霊場だった。神仏混淆の時代には戸隠山顕光寺と称し、平安時代末期には「戸隠三千坊」といわれ、比叡山・高野山とともに「三千坊三山」といわれる繁栄を見せていた。 戸隠五社の初めに位置する宝…

戸隠神社、火之御子社

中社のすぐ右手に、徳善院蕎麦極意がある。創業500年以上の歴史を持つ宿坊極意に併設するそば処である。 徳善院蕎麦の向いには、戸隠門前そばで有名な「うずら家」がある。混むので有名でもあるので早めに入ったが、出る時には十人近く並んでいた。 「天ざる…

戸隠神社、中社

善光寺から北に向い、戸隠神社に着く頃には雨が降ってきた。戸隠神社は霊山・戸隠山の麓に、奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社からなる、創建以来千数百年に及ぶ歴史を刻む神社である。 遠い神代の昔、「天の岩戸」が飛来し、現在の姿になった…

善光寺、鐘楼

本堂の左手前(東側)に「御百度詣数取」が建っている。ここから三門の間を御百度参りする回数を数えるのに使う。4セット4人分ある。 さらに左(東南)側の高い石垣の台上に鐘楼が建っている。嘉永6年(1853)の再建で、柱は南無阿弥陀仏の名号に因み6本…

善光寺、経蔵

本堂を見終わってあらためて大きな三門(山門)を眺めると、仲見世を歩く参拝客がたくさん見え、その先に仁王門まで見通せる。 本堂正面に向って左側に、宝暦9年(1759)建築の木造の経蔵が建っている。間口、奥行きとも約11.5m、高さ約13.5mである。内部中…

善光寺、本堂

善光寺参道を進むと三門の手前左側に放生池があり、その橋の向こうの大門の中に、大勧進の建物がいくつも並んでいる。右の大きな屋根が本堂の萬善堂で、十一間四面の御堂の正面に本尊善光寺如来を安置している。 参道の正面に聳え建つ三門は、五間三戸二階二…

善光寺、仁王門

6月下旬に長野の善光寺から戸隠神社、新潟の弥彦神社周辺を巡った。 善光寺の境内に入る直前右側に、善光寺名物七味唐辛子の「八幡屋磯五郎」の店がある。日本三大唐辛子の一つとして江戸時代より270年の伝統を誇る。早速、いくつか土産を買い求めた。 歴史…

カレーポトフ

牛肉とソーセージのポトフをカレー味にするレシピを見つけた(5人前)。 ① シチュー用牛肉400gを一口大に切り、サラダ油大1で焼いたら圧力鍋に入れる。 ② カットトマト缶150g、水1000cc、ローリエ1枚を加え、高圧で10分加熱する。 ③ タマネギ1個、ニンジ…

数馬峡、もえぎの湯

数馬峡橋を渡って迂回路を終了し、多摩川東岸(右岸)の数馬峡遊歩道に入る。 橋の上から下流を眺めると、まだ川幅が広く白丸湖となっている西岸(左岸)に、カヌーが数隻集まっているのが見えた。この上流あたりで毎年、奥多摩カヌーフェスティバルが開催さ…

鳩ノ巣渓谷、白丸ダム

6月下旬、小雨の降る中を、いつもの友人達と奥多摩の鳩ノ巣渓谷から数馬峡を歩き、もえぎの湯につかってきた。 鳩ノ巣駅を下車して多摩川に向い、双龍の滝を上から眺めてから鳩ノ巣小橋に向うと、道の右手に水神宮の石碑が立っていた。 その左横には小さな社…

真鯛のポアレ、パプリカ和風バターソース(4人前)

① チンゲンサイ4枚、マッシュルーム8個、ピーマン1個を切ってラップし、別にニンジン1/2本、ナス1/2本を切ってラップし、別々に2分ほど加熱しておく。 ② ニンニク1片、マッシュルーム5個、タマネギ1/2個、パプリカ1/4×2色を全てみじん切りにしておく…

アカガエル発見

三日前、ようやくニホンアカガエルを発見した。去年10月にカエル池に放した後、ほどなくして冬眠に入ったと思われるが、冬眠あけの姿はなかなか確認できなかった。 まず、カエル池の近況を確認しておこう。冬の間咲き誇っていたイソギクは、春には峠を過ぎた…

砂丘、かろいち

鳥取砂丘は、東西16km、南北2km、雄大な起伏が続く日本一の大砂丘である。数万年にもわたる海と風の作用によって造られた巨大な砂の丘は、国の天然記念物に指定されている。 砂丘入口から左方向を望むと火山灰が露出し、草が生えた長者ヶ庭と、さらにその向…

宇倍神社、双履石

吉田家本『延喜式神名帳』には、仁徳天皇55年、三百六十余歳の武内宿禰が、因幡国の宇倍山中腹の亀金山に双履を残して行方知れずになったとある。本殿の左手にその亀岡山に上る石段がある。石垣全体が苔で覆われている。 亀岡山に残るこの二つの「双履石」が…

宇倍神社、本殿

三徳山三佛寺を参拝登山した後は、鳥取砂丘と宇部神社だけを見て最後の一日とした。鳥取駅の東数kmほどにある宇倍神社は、大きな石鳥居のある石畳の参道を200mほど歩いた先にある。 百人一首に「立別れ因幡の山の峰に生ふる松としきかば今かへり来む」と在原…

三徳山三佛寺、投入堂

地蔵堂の先も岩場が続くが、脇には白い小花がたくさん咲いていた。おそらくモクセイ科トネリコ属のアオダモ(Fraxinus lanuginose form. serrata)であろう。 その先に、サイコクミツバツツジ(Rhododendron nudipes)が紅紫色の花を咲かせていた。 大岩がご…