半坪ビオトープの日記

2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

加茂岩倉遺跡

雲南市加茂町岩倉に弥生時代の遺跡、加茂岩倉遺跡がある。農道工事中に発見されたこの遺跡が、どんな山の中にあるかを実感させるためか、駐車場は500m手前に設けられていて、てくてくと歩いていかねばならない。 春の花々が咲いていて清々しい野道を進んでい…

普賢院、玉作湯神社

須我神社の左隣には、鏡智山普賢院という高野山真言宗のお寺がぴったり隣接している。 山門には不動明王像が安置されている。 須我神社の拝殿の左手に、小さな虚空社があるが、虚空蔵菩薩が祀られている。 虚空社の左手には、普賢院の境内が広がっていて自由…

須我神社

松江駅の南10数kmの雲南市大東町須賀に、須我神社が建っている。出雲神話で有名な「八岐大蛇」伝説があるが、肥の河上において八岐大蛇を退治した須佐之男命は奇稲田姫を妻とし、新居の宮を造る土地を探して出雲各地を回る。この鳥居は二の鳥居である。 そう…

古代出雲歴史博物館

出雲大社の右手(東)に、古代出雲歴史博物館がある。出雲大社の裏山は八雲山だが、博物館の裏山は、八雲山の右の亀山である。 古代出雲歴史博物館では、「平成の大遷宮出雲大社展」という特別展で、国宝の「秋野鹿蒔絵手箱」などが展示されていたが、お目当…

出雲大社、神楽殿

西十九社の先には、摂社の氏社(うじのやしろ)が二つ並んでいる。手前の氏社の祭神は、出雲氏初代の宮向宿禰命である。出雲国造家の祖神天穂日命の第十七代の裔として出雲国を統治し始めた。どちらも桁行一間、梁間一間、向拝一間、切妻造妻入檜皮葺である…

出雲大社、本殿

御仮殿の後ろには、新しい本殿の屋根がかすかに垣間見ることができる。新しい本殿は玉垣に囲まれ、さらに御向社、天前社、門神社などが瑞垣と廻廊及び八足門で囲まれている。東廻廊には、観察楼が重なり、その手前には奉納されたお神酒が並べられている。 八…

出雲大社、御仮殿

出雲大社の前は、大遷宮の一週間前だったというのに大渋滞で、とりわけ神門通りが突き当たる、勢溜の大鳥居の前がほとんど動かない。日御碕神社から逆方向に大鳥居前を通り過ぎ、古代出雲歴史博物館前の駐車場に入る。勢溜(せいだまり)の大鳥居は、昭和43…

日御碕海岸、稲佐の浜

日御碕神社から出雲大社に向って日御碕海岸をもどったが、まもなく道路端にタヌキがいるのを見かけた。排水溝の蔭から顔を出したり引っ込んだりしている。近寄ってみた時にも一度は顔を出した。でもよく見ると、タヌキより顔が細いアナグマだった。 日御碕海…

日御碕神社、神の宮

楼門をくぐると右に廻廊が上がっていくが、門客人社の先からも石段の上に上の宮=神の宮の拝殿が見える。主祭神は、素盞鳴尊(すさのお)であり、相殿に娘達である田心姫(たこりびめ)、湍津姫(たぎつひめ)、厳島姫(いちきしまひめ)の三女神を祀ってい…

日御碕神社、日沈宮

松江から山陰自動車道で出雲大社に向ったが、出雲ICから大社までの道路がひどく渋滞していた。60年ぶりの大遷宮は相当混雑するはずだが、一週間前でもかなりの人出である。仕方なく迂回して、先に日御碕神社を訪ねた。『出雲風土記』に「美佐伎社」とある古…

松江城下

美保神社から島根半島の南岸を走って松江に向う。大きな砂州の弓ケ浜半島によって日本海と隔てられている中海ではあるが、境水道で日本海とも半分通じている汽水湖である。中海とその奥の宍道湖との間に松江の町がある。宍道湖から流れる大橋川の北に松江城…

美保神社、本殿

廻廊付きの神門をくぐると正面に大きな拝殿がある。現在の拝殿は、平安神宮や明治神宮の設計で有名な建築家、伊東忠太の設計監督で造営されたものという。 船庫を模した壁のない造りで、床面は石畳、梁がむき出しの上、天井がないのが特徴である。この構造に…

美保神社、神門

美保神社がある美保関は、島根半島東端に位置する。『出雲国風土記』には「三保郷」がみえ、国引き神話では八束水臣津野命が出雲のクニを広くしようと、「狭田国」「闇見国」に続いて「三穂の埼」を引いている。古代には半島北側(日本海側)の雲津などが港…

境港、美保関

ゴールデンウィーク後半に出雲と鳥取周辺の史跡巡りに出かけた。最初は鳥取県の境港市の水木しげるロードを訪れたが、ゲゲゲの鬼太郎のファンというわけでもないので、妖怪神社だけ立ち寄った。 一反木綿があしらわれた鳥居の奥には、妖怪が宿るという黒御影…

鶏モモ肉の塩みぞれ煮

やわらかでジューシーな、鶏モモ肉のみぞれ煮のレシピを見つけた(4人分)。 ① 鶏モモ肉600gを一口大に切り、ニンニク・ショウガのすりおろし各小1.5、酒大1、塩小1、胡椒少々をビニール袋に入れて揉み込み、10分置く。その間に大根250gをすりおろして…

エビのトマトソース煮、簡単アメリケーヌ

フランス料理では有頭エビの殻と野菜でじっくりアメリケーヌソースを作るのだろうが、素人用に超簡素化してアメリケーヌ風のトマト煮を試してみた(4人前)。 ① バター大2を溶かし、小麦粉大2を加えて少し色づく程度に炒める。 ② トマトピュレ半カップと…

高麗神社

高麗神社は、聖天院から歩いて数分である。唐・新羅連合軍により高句麗が滅ぼされて日本に亡命してきた渡来人を、668年に朝廷はこの地に移住させた。703年には高麗若光が朝廷から王(こきし)姓を下賜された。 高麗神社は、この若光を祭神として祀っている。…

高麗聖天院 

日和田山登り口近くの配水場から左に曲がって車道に出る。如意輪堂を通り越して高麗聖天院に向う。 高麗聖天院は、高句麗から渡来した高麗王若光の菩提寺として高麗川の左岸に建立された。 修復工事中の雷門の右手に高麗王廟がある。鎌倉時代建立の朝鮮様式…

日和田山

4月下旬に、埼玉県日高市にある日和田山と高麗聖天院周辺を、いつもの遊び仲間達と散策した。西武池袋線の高麗駅で下車すると、駅前に天下大将軍・地下大将軍と書かれた赤い将軍標が建っている。チャンスンとも呼ばれる道祖神、村の境界標でもある。 ヒガン…

カツオのゴマ風味漬け

カツオのたたきより簡単な、ゴマ風味漬けを作ってみた(4人前)。 ① 酢大3、醤油大1.5、ごま油大1.5、サラダ油大1、ショウガ汁小1、塩少々を混ぜ合わせ、ねぎ1本を小口切りにして加えておく。 ② フライパンにサラダ油小0.5を強火で熱し、たたき用カツ…

鳩ノ巣渓谷、双龍の滝

松の木尾根を下ると車道に出る。分岐を左へ下って行くと多摩川に架かる雲仙橋があり、橋の上からは、新緑の間に鳩ノ巣渓谷が涼しげに見える。 雲仙橋を渡ったら左に進んでいく。周辺案内図に従って細い道に入ると、崖の正面に双竜の滝が見える。二筋に分かれ…

鳩の巣渓谷、古里附橋

4月下旬に東京奥多摩の鳩の巣渓谷に行き、新緑を見ながら散策した。無人の古里駅の北口を出て北の高台に向うと、曹洞宗の西光山丹叟院の本堂がある。本堂の右手にあるという寄棟造瓦葺きの阿弥陀堂は、大永年間(1521-28)の建築といわれる。 丹叟院のすぐ…

圧力鍋で簡単焼豚

豚肩ロースの網掛けブロックを買い求めてから、レシピを探して試してみた。 ① タマネギ1個をみじん切りに、ショウガ・ニンニク各1かけを荒みじん切りにする。 ② 豚肩ロース網掛けブロック約500gの全面にフォークを刺す。 ③ ごく少量の油を熱したフライパン…

トマトのチキンカレー

トマト缶が余っていたので、トマトを使ったチキンカレーを作ってみた(4人分)。 ① タマネギ大2個を粗みじん切り、ニンニク1片をみじん切りにする。 ② 鶏モモ肉500gを一口大に切る。 ③ 鍋にサラダ油大2でニンニクを弱火で炒め、香りが出てきたら鶏肉も加…

大山寺、不動堂

大山寺は、高蔵神社とともに神亀元年(724)に良弁僧正の開基になると伝えられている。中世以降は天台宗に属し、修験寺として大いに栄え、戦国時代には当地を治めた里見氏・正木氏の庇護を受けた。明治5年(1872)の修験道禁止令により真言宗に変わったが、…

大山寺、鐘楼

今回の房総で最後に訪れたのは、大山千枚田の少し先、高蔵山の中腹にある大山寺不動堂である。駐車場から不動堂へ向う途中に高蔵神社へ上る参道と鳥居があった。 山の上にある高蔵神社への参道を右に見ながら先に進むと、正面に大山不動の側面が見える。大山…

大山千枚田

鴨川市の山間部、房総半島のほぼ真中に、大山千枚田がある。 県内最高峰の愛宕山(408m)から北西2kmの標高90〜150mの斜面に、大小様々な水田が東西約600mの範囲に連なっている。 水田は、面積約3ヘクタールの急傾斜地に30段、100㎡にも満たない水田が375…

金乗院

安房鴨川駅の北西2kmほどの打墨に初代伊八の屋敷跡があり、その向かいの交差点近くに、真言宗の金剛山金乗院がある。仁王門は道路に面しているので、駐車場に入りそこから眺めたのでこれは内側である。仁王門には初代伊八と四代伊八の彫刻が唯一同居している…