半坪ビオトープの日記

2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

浜名湖湖北五山の一つ、奥山高原に位置する方広寺は、建徳2年(1371)後醍醐天皇の皇子無文元選禅師が創建した臨済宗方広寺派の大本山で、広大な境内には本堂、半僧坊真殿、三重塔など30余の堂宇が立ち並ぶ。奥山半僧坊と通称されている。 権現造りの半僧…

ここは石柱の宝という。天井から下がるつらら石が、床にできた石筍とつながったものを石柱(コラム)という。中央左にオレンジ色に輝く薄い幕状鍾乳石があるが、これをカーテンと呼ぶ。細いつらら石は管が詰まって水が外側を垂れるが、もっと細くて管の中を…

竜ヶ岩洞は2億5千万年前の秩父古生層の石灰岩地帯で、洞内の見所として、びょうぶ岩、天恵の泉、鳳凰の間、シャンデリアの間などがある。ここは新雪の間という。つらら石が白っぽいからだろう。 ここは天女の鏡という。下にはリムストーンプールがあり、天…

浜名湖の北、竜ヶ石山(359m)の南麓に東海地方最大規模の竜ヶ岩洞という鍾乳洞がある。 総延長1000m(一般公開400m)の観光鍾乳洞で、洞内は年中18℃と、夏は涼しく冬暖かい地底探訪ができる。 これは洞内に入ってすぐの大きな石筍(スタラグマイト…

龍潭寺の1万坪の敷地には、県指定文化財の本堂、開山堂、山門、庫裡などのほか、国指定文化財名勝記念物である、小堀遠州作の龍潭寺庭園がある。 江戸初期に築かれた池泉鑑賞式庭園で、滝や渓谷などが多彩に表現されている。左右には仁王石が立ち、左の仁王…

浜名湖東北部のこの井伊谷地域は、古くは「井の国の大王」が聖水祭祀をつとめた「井の国」の中心で、縄文・弥生の遺跡、古墳が多く残されている。 井伊氏は保元の乱で源義朝に、鎌倉時代には頼朝に仕えた。室町時代には今川氏に仕えて「桶狭間の戦い」で戦死…

延宝4年(1676)建立の龍潭寺本堂の本尊は虚空蔵大菩薩(秘仏)で、前立は釈迦如来三尊仏である。左甚五郎作と伝わる龍の彫刻は見落としてしまった。本堂の廊下は鶯張りである。 本堂内の左端に宗良(むねなが)親王の位牌と十一面観音がある。龍潭寺は南朝…

月初めに浜松の浜名湖近辺を周遊した。主に浜名湖湖北五山を見るため、浜松駅から北上して引佐町の龍潭寺へ直行した。 詳しくは臨済宗妙心寺派の萬松山龍潭禅寺という。 龍潭寺は天平5年(733)行基菩薩により開創されたという奥浜名湖の古刹で、禅寺となり…

’ゴールドコイン’という名で流通しているこの花は、アステリスカス・マリチムス(Asteriscus maritimus) という。別名、オドントスペルマム(Odontospermum) という。 カナリー諸島、地中海沿岸原産の耐寒性多年草で、花期は4〜6月である。

一般につるはなしのぶの名で出回っているこの花は、ハナシノブ科フロクス属のストロニフェラ(Phlox stolonifera)という。北アメリカ原産の常緑多年草で、多くの園芸品種があり、フロックスとも呼ぶ。 高さは25cmほどで、花期は4〜6月。花色には薄紫色…

全体に白色の毛で覆われた薄緑色の葉に橙赤色の筒形の花をつけるこの花は、イワタバコ科ジニンギア属のレウコトリカ(Sinningia leucotricha)という。属名はボン大学の教官ジニング(Sinning)の名にちなむ。 シニンギア・カネスケンス(S. canescens)とも…

オーストラリアンセージあるいはミントブッシュと呼ばれて出回っているこの花は、シソ科のプロスタンセラ(Prostanthera) 属の花である。 属名は、ギリシア語 prostithemi(添える)と、anthera(葯)に由来し、葯に距状の付属体がつくことにちなむ。 オース…

本丸跡から白鳥濠をはさんだ東側が旧二の丸で、ここに二の丸庭園がある。元は小堀遠州が造った庭園だが、何度も火災で焼失し荒れ果てていたものを、昭和43年に東御苑の公開にあたって復元された。 二の丸庭園は、九代将軍家重時代(1712〜61)の庭絵図面を参…

番所とは警備の詰所のことで、百人番所、同心番所と大番所の三つが残っている。 大番所は中之門の内側に設けられ、他の番所より位の高い与力・同心が警備していた。 この長い建物は百人番所。江戸城の正門だった大手門から本丸に入るときの最大の検問所で、…

東御苑には天守台のほか、二の丸庭園、百人番所、桃華楽堂、富士見櫓、松の廊下跡など見所も多い。 この穴蔵は石室で、大奥御納戸の脇という場所から、非常時に大奥用の調度などを納めたと考えられている。内部は約20㎡の広さがある。 この辺りは松の廊下…

皇居東御苑は旧江戸城の本丸と二の丸を中心とした地域で、面積は約21万㎡もある。 東御苑には大手門、平川門と、北の丸公園の南にあるこの北桔橋門の3ヶ所から入ることができる。 北桔橋門から入ると目の前に天守台が構える。その脇にある桃華楽堂は、香…

千鳥ヶ淵の先には千鳥ヶ淵戦没者墓苑が造られ、第二次世界大戦の折に海外で死亡した身元不明の日本人の遺骨が安置されている。 ボートが浮かぶ左側が戦没者墓苑で、右側が北の丸公園の西側になる。 かつて江戸城の北の丸であった場所にある北の丸公園には、…

千鳥ヶ淵に沿う全長700mの遊歩道が千鳥ヶ淵緑道で、ソメイヨシノやオオシマザクラなど約280本の桜が道行く人の頭上に咲き乱れている。 緑道の中央には四角い池に囲まれて、「自由の群像」というブロンズ像が立っている。広島平和記念公園の「原爆の子…

桜は数日前に満開になってしまったが、遅ればせながら花見に出向いた。 千鳥ヶ淵から東御苑のコースを選び、半蔵門に集まり歩き始めた。 半蔵門は江戸城の門の一つで西に位置する。徳川家康の家臣で、「徳川十六将」の一人である服部半蔵の名にちなむ。半蔵…

ブルーコメットの名で出回っているこの花は、トレマンドラ科のプラティテカ属(Platytheca glaioides)の花である。 オーストラリア南西部原産の常緑低木で、花期は3〜6月とされる。花は鮮やかな青紫色で、いつもうつむいたように控えめに咲く。

ヒメキンギョソウと呼ばれる小さな花は、ゴマノハグサ科リナリア属のマロッカナ(Linaria maroccana)やビパルティタ(L. bipartita)を原種とする半耐寒性の一年草の園芸品種である。リナリア属の花は北半球に150種ほど分布するが、主に地中海沿岸地域に…

一風変わった花姿が人目を引くこの花は、ゴマノハグサ科ネメシア属ケイランツスの’マスカレード’(Nemesia cheiranthus 'Masquerade')という園芸品種である。同属の宿根ネメシアとはかなりイメージが異なる。 マスカレードとは「仮面舞踏会」の意味で、別名…

小さな花をたくさん咲かせているこの花は、ゴマノハグサ科ネメシア属のカエルレア(Nemesia caerulea)という、耐寒性のある南アフリカ原産の多年草で、一般に宿根ネメシアの名で出回っている。一年草のネメシアより一回り花が小さい。 花期は3〜6月、9〜…

池袋北口の平和通りの一本西よりの通りにパキスタンカレー店「マルハバ」がある。20年前に開店ということでインド料理の表記もあるが、今はパキスタンレストランとうたっている。パキスタン人向けのレストランということで、イスラムの教えに忠実にアルコ…

池袋北口から平和通りに入るあたりに中国料理の「大宝」池袋北口店がある。平和通りの中国料理では「永利」が最も美味しく人気があるが、この店は100種以上の単品メニューがあって、安くて美味しい店といえよう。北京ダックコースや100種以上食べ放題…

青地に白色の覆輪が美しいこの花は、ミヤマホタルカズラの園芸品種で、’ザ・スター’(Lithodora diffusa 'The Star')という。 リトドラという属名は、ギリシア語 lithos(石)と dora(皮)に由来し、果実の裂開の仕方にちなむものと思われている。 ミヤマ…