半坪ビオトープの日記

2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

桃源台より箱根町まで海賊船に乗って芦ノ湖を遊覧する。緑色の海賊船は「バーサ」号という。 17世紀前半「北欧の獅子」と呼ばれ、北欧に威をふるったスウェーデン国王グスタフ・アドルフが建造したバーサ(初代スウェーデン国王)号をモデルにしている。 …

強羅公園にはアジサイが咲いていたが、朝早いため外から覗いた。 強羅からは箱根登山ケーブルカーで早雲山まで行く。関東で最も古いケーブルカー路線であるが、今では日本で最初に冷房の入った車両となりスイス製である。 早雲山から大涌谷まで箱根ロープウ…

週末に箱根フリーパスを使って大急ぎで箱根の見どころを周遊した。塔ノ沢駅のホームには銭洗弁天が祀られていて、ホームから直接参拝できる。 まず箱根登山電車に乗って、アジサイの咲く中を強羅温泉まで行く。 この登山電車は日本一の急勾配の鉄道で、80…

花径0.5〜1cmの小花が密生するこの花は、ゴマノハグサ科スコパリア属の園芸品種’リトルチュチュ・レモンミスト’(Scoparia montevidensis 'Little Chuchu Lemon Mist') という。 ブラジル、アルゼンチン原産のスコパリアからサントリーフラワーズが園…

前にも紹介したことがあるが、ようやく白花種を見つけたので取り上げておく。 一般に英名のブルーファンフラワー(blue fan flower) と呼ばれているこの花は、クサトベラ属のアエムレ(Scaevola aemure) という。 オーストラリア南東部原産の常緑多年草で、…

アワモリソウ(泡盛草)の別名があるとおり、円錐花序にごく小さな花を一杯に付けて咲いているのは、アスチルベ・アレンジー(Astilbe × arendsii) という園芸品種である。アスティルベという属名は、ギリシア語 a(欠く)と stilbe(輝き)に由来し、個々の…

クリーム色の細長い雄花の花序が目立つこの花は、クリ属のクリ(Castanea crenata) である。カスタネアという属名は、ヨーロッパグリに対するラテン古名 castanea に由来するが、その名は古代アテネの北にあったテッサリア(Thessalia) にある、栗で有名な街…

ノコギリソウといえば中部以北の夏の高原によく咲いているが、園芸品種として流通しているのはもっぱらこのセイヨウノコギリソウ(Achillea millefolium) である。アキレアという属名は、ギリシア神話で、トロイア戦争の英雄アキレウス(Achilleus) の名にち…

レモンイエローの1cmに満たない可愛い花をたくさん咲かせているこの花は、ゴマノハグサ科のメカルドニア'イエロークロサイト'(Mecardonia 'Yellow Chrosite') という。 南北アメリカ原産の非耐寒性で匍匐性ある多年草。花期は4月〜11月と長く、マウン…

鮮紅色の雄しべが美しいこの花は、フトモモ科フェイジョア属の花(Feijoa sellowiana) で、一般に属名で呼ばれる。属名は、スペインの植物学者フェイホア(Feijoa) の名にちなむとも、19世紀のブラジルの植物学者の名にちなむともいわれ、はっきりしない。…

キンシバイによく似ているこの花は、同じオトギリソウ科ヒペリクム属のビヨウヤナギ(Hypericum chinense) という。キネンセというとおり、ほぼ中国全土にわたって分布し、中国名は金糸桃という。 金糸のような細長い200本ほどの雄しべが乱立する花姿は、…

鮮やかな黄色の花弁と濃黄色の雄しべが目立つこの花は、オトギリソウ科ヒペリクム属のキンシバイ(Hypericum patulum) という。属名は、ギリシア語 hyper(上)と eikon(像)に由来し、古代、真夏の祭典(現在の聖ヨハネ祭)で、悪魔を撃退するのに像の上に…

久し振りに池袋の森を訪れた。駅から数分の所にある、ユリノキ他の大木に囲まれた鬱蒼とした小さな森で、トンボ池にはアカガエルが住みつき、多くのトンボがやってくるという。 大きなクルミの木には緑色の実がなっていて、昨日の雨のためかいくつも落ちてい…

一般にロベリアの名で出回っているこの花は、キキョウ科のローベリア・エリヌス(Lobelia erinus) という。属名は、フランドルの植物学者でイギリスのジェームズ1世の侍医だったローベルの名にちなむ。和名は、ミゾカクシ属という。 エリヌスの和名は、ルリ…

狭いビオトープに実生で芽生えたクワの木が数年で7mほどにまで育ってしまい、桑の実が盛んに落ちるようになったので伐採したところ、幹の直径は7cmもあった。 ついでに大きく育った椿の木も伐採し、薄暗かったビオトープを明るくしようとしたが、池の周…

花径が5cmとかなり大きいこのウツギは、ウツギ(Deutzia crenata) と同じくユキノシタ科だが、ウツギ属ではなくバイカウツギ属であり、セイヨウバイカウツギ(西洋梅花空木、Philadetphus grandiflorus) という。 アメリカのノースカロライナ、テネシー、…

花径1.5cmの黄色の花が10個ほど集まり、別名でイエローボールと呼ばれるこの花は、サクラソウ科のリシマキア・コンゲスティフローラ(Lysimachia congestiflora) という。属名は、マケドニアの王リュシマコスの名にちなむという。和名は、オカトラノ…

スモークツリーの通称で知られているこの花は、ウルシ科コティヌス属のコッギグリア(Cotinus coggygria) という。南ヨーロッパからヒマラヤおよび中国にかけて分布する小高木で、高さは4〜5mになる。 和名は、ハグマノキという。羽毛状となった花序が、…

あまりにも多くの園芸品種が出回っていて、詳しい品種名がなかなかわからないこの花は、アルストレメリア属(Alstroemeria) だが、一般にはアルストロメリアと通称されている。 属名は、リンネが1753年、南米を旅行中に発見し、友人だったスウェーデンの…

ラベンダーピンクの花穂が美しいこの花は、ヒユ科プティロツス・エキサルタツスの’ジョーイ’(Ptilotus exaltatus 'Joey') という園芸品種である。つい最近、プチロータス・ジョーイの名で出回り始めた。 オーストラリア原産の多年草で、高温・乾燥には強い…

フランネルフラワー(flannel flower)といえば、以前紹介した「フェアリーホワイト」がよく咲いているが、珍しく極矮性の花を見つけた。アップしているが、花径は4cm以下である。 名はセリ科アクティノツス属のヘリアンティ(Actinotus helianthi) とい…

シロタエギクに似た葉にアザミに似た花を咲かせているこの花は、ケンタウレア・ギムノカルパ(Centaurea gymnocarpa) という。ケンタウレアという属名は、ギリシア神話に現れる半人半馬ケンタウロスの一人、ケイロンがこの植物を薬草として用いたと信じられ…

白いブラシのような穂状花序を咲かせているのは、ユキノシタ科ズイナ属のコバノズイナ(Itea virginica) という。イテアという属名は、ヤナギに対するギリシア名 itea により、葉の形が似ていることにちなむ。 北アメリカ東部原産の高さ1〜2mの耐寒性も耐…

直径12cmもある紫紅色の球形の花は、アリウム・ギガンチウム(Allium giganteum) という。 アリウムという属名は、「匂い」の意のラテン語 alere または halium に由来するニンニクのラテン古名にちなむとも、「焼く」の意のケルト語 all に由来するなど…

数あるサルビアは花を楽しむが、ハーブとして好まれているのはこのセージ(Salvia officinalis) であろう。 セージの英名は、common salvia あるいは garden salvia といい、日本で最も普通のサルビア(ヒゴロモソウ)の英名は、scarlet sage という。 つま…

純白の花弁が美しいこの花は、オルラヤ・グランディフローラの’ホワイトレース’(Orlaya grandiflora 'White Lace') という園芸品種である。 ヨーロッパ原産の半耐寒性一年草で、花期は5〜6月、高さは30〜50cmになる。葉もシダのようにきれいで白い…

この風変わりな花は、花キリンやショウジョウソウが含まれるユーフォルビア属の、カラキアスの園芸品種で’バローシルバー’(Euphorbia characias 'Burrow Silver')という。 原種は地中海沿岸、ポルトガルに分布する耐寒性のある常緑多年草(亜低木)で、高…