半坪ビオトープの日記

2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

箱根ベゴニア園には、ベゴニア以外にもいくつかの花が栽培されている。この花は、イワタバコ科ストレプトカルプス属のヴェンドランディー(Streptocarpus wendlandii) という。 属名は、ギリシア語 streptos(ねじれた)karpos(果実)に由来し、長い�果がら…

離れビオトープでのヤマアカガエルの産卵から一週間経ち、卵は勾玉の形になってきた。有精卵だったことが分かる。 桶に取って卵を見るとおよそ500個ほどあった。例年なら茹でたホウレンソウによる水槽での飼育を始めるのだが、この4月に職場が変わり忙し…

箱根ベゴニア園は、大輪の球根ベゴニアを主体にしていて壮観だが、下垂するハンギングタイプも温室らしさを醸し出している。 このハンギングタイプをペンドゥラ(Pendula) と呼ぶ。丸弁の大輪グループと花弁の先が尖った小輪グループとがある。 ここで見られ…

この花は、フェアリーライト(Fairly Light) という品種だが、このように花弁の縁に赤い覆輪が入ったタイプをピコティー(Picotee) という。昨日のマルディ・グラやコッペリヤおよび次の花も同じ仲間でピコティーという。 現在栽培されている球根ベゴニアの…

球根ベゴニアには、大輪八重咲きで直立するスタンドタイプと、下垂するハンギングタイプがある。 これは直径20cmを越えるスタンドタイプのマルディ・グラ(Mardi Gras) という品種である。 球根ベゴニアは半耐寒性で暑さに極めて弱い多年生植物で、日本…

この連休に箱根に行き、箱根湯本近くのベゴニア園を訪れた。1700?の大温室には、球根ベゴニアを中心に約600種1万株の花が咲き誇る。 球根ベゴニア(Begonia ×tuberhybrida) とは、南アフリカのペルー、ボリビアのアンデス山系の熱帯高地に自生する野…

一昨日の暖かさで、再び離れビオトープでヤマアカガエルが一日中盛んに鳴いていた。2週間前にも鳴いていたミドリだろう。 昨日の朝も鳴いていたので見に行くと、なんとビオトープの前で大きめのシロ2世がうずくまっていた。 離れビオトープのミドリの鳴き…

グリーンネックレスという別名がぴったりのこの観葉植物は、ミドリノスズ(緑の鈴、Senecio rowleyanus) という。 アフリカのナミビア南部原産の常緑つる性多肉植物で、サイネリアと同じキク科セネキア属である。 球状の葉は径1cm前後、頭花は径1cm強…

園芸上一般にユキワリソウ(雪割草)と呼ばれている花は、キンポウゲ科ミスミソウ属のミスミソウ(三角草、Hepatica nobilis var. japonica) といい、和名は3裂する葉の形に由来する。これは八重咲きで珍しい。 本州から九州の山地に自生するが、色の変化が…

常緑のグラウンドカバーとして内外に人気の高いこの多年草は、ツゲ科フッキソウ属のフッキソウ(富貴草、Pachysandra terminaris) という。別名は、キッショウソウ(吉祥草)という。 パキサンドラという属名は、ギリシア語 pachys(太い)と aner(雄しべ)…

ドライフラワーによく利用されるこの花は、ヘリプテルム(ハナカンザシ)属のヒロハノハナカンザシ(Helipterum manglesii) という。一般には古い学名に由来する別名のローダンセで流通している。 オーストラリア原産の一年草で、かさかさと乾いた質感が独特…

色のあせたクロユリのようなこの花は、中国原産のバイモ(貝母、Fritillaria verticillata var. thunbergii) という。 和名は、漢字の音読みだが、球根が二枚貝の形に似るためという。別名は、アミガサユリ(編笠百合)という。 日本にも自生するクロユリ(F…

職場の裏庭で、まだ葉も出ない2月下旬から咲き出していたこの花は、スイカズラ属のウグイスカグラ(鶯神楽、Lonicera gracilipes var. glabra) という。別名は、ウグイスノキなどいくつか知られている。スイカズラ属なのでついついウグイスカズラと間違えや…

ムスカリといえば青紫色のアルメニアクムが一般的だが、これは珍しく黄色の花が咲くモスカツムの変種でフラウム(Muscari moschatum var. flavum) という。 地中海沿岸およびコーカサス原産で、香りが強く遠くまで届くという。蕾のときは紫色だが花開くと黄…

モクレンに先駆けて3月初めに咲いていたのは、日本特産といわれるコブシ(辛夷、Magnolia praecocissima) である。 日本特産といわれ、Magnolia kobus という学名が使われることもあるが、韓国の済州島にも自生する。 枝先に直径6〜10cmの香りのよい白…

チョウのような可憐な花を咲かせているのは、リナリア属のヒメキンギョソウ(姫金魚草)という。北アフリカ、スペイン原産のビパルティタ(Linaria bipartita) あるいはモロッコ原産のマロッカナ(L. maroccana)の種間雑種から育成されたといわれる。 リナ…

正月に限らず、玄関先に寄せ植えを配置する家が多くなった。小柄な花を寄せ植えるほか、このように常緑の観葉植物を集める場合もある。 右手前の多肉植物は、エケベリア・ラウリンゼ(Echeveria 'Laulindsa') という。エチェベリア属のラウィー(E. laui) と…

昨日、職場の庭でオスのツグミが餌を探しているのを見かけた。ツグミ(Turdus naumanni) は、10月頃日本全国に群れて飛来したあと散らばり、3月頃再び群れてシベリアやカムチャッカへ帰る、典型的な冬鳥である。 樹上ではクワックワッあるいは、クィック…

この小さなかわいいピンク色のシャクナゲは、ヒメシャクナゲ(Andromeda polifolia) という。属名はギリシア神話のエチオピアの王女アンドロメダの名にちなむ。 北半球北部の寒地、高山帯に広く分布し、日本では中部以北、北海道の湿地に自生する。高さ15…

こちらの白いエリカは、エリカ・バウエラ(Erica bauera) という。種名は、イギリスの王立園芸協会の植物画家、フランシス・バウアーの名にちなむ。英名は、bridal heath という。 南アフリカのケープ地方原産で直立性があり、高さは1mになる。分枝は少な…

小雨がぱらついているとはいえ、珍しく昼にヤマアカガエルの鳴き声が聞こえた。ビオトープを覗いてみると、シロ2世がゆったりと身体を伸ばしている。 確かシロ2世はメスのはずだがと首をかしげていると、7mほど離れたところに作ってあった、離れビオトー…

夜明け前、久しぶりにヤマアカガエルの鳴き声で目が覚めた。ケロロロロロ、ケロロロロロ、ケロロロ、ケロロロと何やら騒がしい。 二匹以上いるのかと耳を澄ましても、ダブるところはないので一匹なのだろう。特に今日は暑くなったので、珍しく宵の8時前にも…

長い筒型の花をたくさん咲かせているのは、交雑種エリカ・ヒエマリスの園芸品種で、クリスマスパレード(Erica hyemalis cv. Christmas Parade) という。 南アフリカ原産だがイギリスで育成され、半耐寒性がある。花期は11〜4月とかなり長く、花色の白色…

ここ数日、ヤマアカガエルの鳴き声は聞こえない。寒さがぶり返したため、また冬眠状態に戻ったのかもしれない。 さて、ドウダンツツジの白い花によく似たこの花は、エリカ・フォルモサ(Erica formosa) という。和名のスズランエリカの名で流通している。英…

本州から九州および周辺諸島に分布するニホンイモリ(Cynops pyrrhogaster) は、英名では Japanese fire-bellied newt という。 フグと同じテトロドトキシンという毒をもち、腹の赤い模様はそれを知らせる警戒色と考えられているが、分泌する毒性は弱いとい…

大きな水槽に5年前から4匹のイモリを飼っているが、餌は赤虫(ユスリカの幼虫)を月に1〜2回あげているだけで粗食によく耐えている。 昨日、1月ぶりに赤虫をあげても、目が悪いせいか餌の上を行ったり来たりしてなかなか食いつかない。2時間ほど経って…