半坪ビオトープの日記

2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

有名なモン・ブランの展望台エギーユ・デュ・ミディ(3842m)から北へ延びているのがシャモニ針峰群(Aiguilles de Chamonix)で、その最後に位置する山がこのグラン・モンテ(Grds. Charmoz 3445m) とその奥にあるグレポン(Grepon 3482m)だ…

朝日が当たり輝き始めた、正面奥の屏風のような白い山がグランド・ジョラス((Grandes Jorasses 4208m)。左の切り立った壁が、アイガー、マッターホルンとともに有名なアルプス三大北壁の一つ、グランド・ジョラスの北壁である。 この北壁の中央稜は1…

翌朝早く、ホテルの窓から南の駅の方を眺めると、グレポン峰(Aig.du Grepon 3482m)の黒い姿が見え、そのすそにメール・ド・グラス氷河が見えた。 氷河の正面の黒い山はタキュ峰(Tacul 3444m)で、その背後にグランド・ジョラス(4208m)が…

モン・ブランやシャモニ針峰群の山々からシャモニの町を挟んで向かいの北西の山並みを、エギーユ・ルージュ=赤い針峰群と呼ぶ。 二日後に歩く予定のその山並みは、モンタンヴェールからも全体が眺められる。一番西のブレヴァン(2525m)の辺りに陽が沈…

グランドホテルの2階の半分以上の部屋に、100年以上前の開業当時の道具類や写真などの資料がたくさん展示されている。昔の波立つ氷河の様子を描いた絵も何点かある。 これは新旧氷河の比較写真であり、左が1860年の様子、右が2003年の様子で、氷…

ホテルの裏手の散策コースには、オリエンテーションテーブルがあったり、アルプスやモンタンヴェールの自然についての表示が随所にある。 この赤紫色の花は、ハクサンチドリ属のダクティロリザ・マクラタ(Dactylorhiza maculata)。日本を含む東北アジアに分…

グランドホテルの裏手にある、アルプスの動物展示館には大きな角をした野ヒツジや、野ヤギ、ノロジカ、カモシカ、イノシシ、テン、マーモット、野ウサギなどの剥製が、つがいや親子でくつろぐ格好でたくさん並べられている。 この写真の左にいるのはアルプス…

モンタンヴェールにはアイスグロッテのほかにもクリスタルギャラリーやアルプスの動物館などの見所がある。 グランドホテルの裏手には散策コースがあるので、時間があれば山や花を見ながら散歩するとよい。 この花は、キケルビータ・アルピナ(Cicerbita alpi…

1786年のモン・ブランの初登頂からアルプス登山史が始まったといわれるが、19世紀になるとナポレオン三世やゲーテ、パスツールなどの著名人がこのメール・ド・グラス氷河を見物に訪れている。 モンタンヴェール登山鉄道は1909年に開通して誰でも氷…

メール・ド・グラス氷河はグレポン(3482m)の山裾の向こう側を右に折れてジェアン氷河となる。 山裾に隠れそうに遠くに見える突起状の山は、ダン・デュ・ジェアン(Dent du Geant 4013m)であり、その左がドーム(4015m)である。 その左に…

かなり氷が解けて薄くなっているとはいえ、末端に近いこの辺りでも、氷河の厚さはまだ30m以上ありそうだ。 氷河の横っ腹に穴を開けたアイスグロッテ(Ice grotte)が4つも見える。数年ごとに新しく掘るのだろう。 ロープウェイを降りた後も階段を50mほ…

メール・ド・グラス氷河の対岸にはヴェルト針峰群のぎざぎざの山並みが見える。八重歯のようなドリュ(3754m)が天を突いているが、残念ながら雲がかかっている。 山の斜面には転がり落ちた砂礫がたくさん積み重なっていて、その間にいろいろな植物が生…

駅前には氷河展望台があり、メール・ド・グラス氷河(Mer de Glace=氷の海)がよく見える。 右の方から流れてくる氷河の本体は、モン・ブラン(4810m)の東に広がるジェアン氷河であり、合わせると14kmの長さになる。 左から合流するのは、レシャ…

シャモニ駅(1036m)の裏手から登山鉄道でメール・ド・グラス氷河(Mer de Glace)を展望するモンタンヴェール(Montenvers)に上る。 モミの林を潜り抜けて高度を上げていくと、左手には赤い針峰群、エギーユ・ド・ルージュの山々が見える。 やがて前方に…

ツェルマットからフィスプに出て、ローヌ川沿いにマルティニまで行き、モン・ブラン急行に乗り換えてフランスのアルプスリゾート、シャモニ・モン・ブラン(Chamoinx Mont Blanc)へ向かう。 国境を越えると左に雪を抱いた山が見え始め、細長いアルジャンティ…

道は森の中に入り視界も遮られてきた。ひたすら下っていくと時々牧草地に出会う。この辺りはリードといい家が集まっている。 後ろの大きな山はブライトホルン(4164m)で、右下の黒い岩山がリッフェルホルン(2927m)だ。さらにその右手前にリッフ…

赤紫色のケンタウレア・スカビオサ(Centaurea scabiosa)にとまっているのは、ウスイロヒョウモンモドキ。ヨーロッパから東アジアまで北部ユーラシアに幅広く分布する。日本では広島県から兵庫県までの中山帯に限って生息する。 ヤグルマギク属のケンタウレア…

道はスネガの下を大きく迂回していく。山を見上げるとスネガは隠れて見えないが、その上のブラウヘルト(2571m)とウンターロートホルン(3103m)のロープウェイ駅が見えた。すでにすっかり雪は解けている。 右上の花は、セドゥム・ダシフィルム(S…

あけましておめでとうございます。まだ、スイスの写真整理が続いていますが、終わり次第、また巷の園芸植物を取り上げる予定です。 スネガの下のフィンデルン村(Findeln 2200m)の近くからマッターホルンを見る。午後になってずいぶん雲がかかってしま…