半坪ビオトープの日記

2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

南アフリカ原産のつる性の常緑低木。イソマツ科ルリマツリ属で、ジャスミン(茉莉花)に花の様子が似る。暑さに強く、寒さに弱いが、最近は路地植えでも越冬する。5〜10月、花径2cmの淡青色の花をまり状に咲かせる。花筒の先は5裂し、平開する。初夏…

暖地の林内に自生し、関東以西の日本、アジア東南部に分布する、常緑の小低木。葉は互生し、質は厚い。7月頃、直径8mmほどの小さな花が短い側枝の前年枝に頂生し、時に散房花序となる。花冠は白で5裂する。果実は球形で赤く熟し垂れ下がる。 呼び名の縁…

ブラジル原産で高さ2〜3mになる常緑低木。葉は短柄で対生し、両面に軟毛を密生する。花は枝先に1〜3個つける。花弁は5片で紫色、花径は7〜10cmほど。雄しべも紫色で10本あるが長さは等しくない。花色には赤紫から青紫までいろいろある。花期は…

南アフリカ原産のヒオウギズイセンとヒメトウショウブをヨーロッパで交配して生まれた園芸品種。明治中期に日本に渡来したが、繁殖力が強く人家の周りに野生化した。 草丈60〜100cmのアヤメ科の多年草。葉は剣形で二列に根生する。6〜8月、茎の先端…

南アメリカ原産の常緑低木。アオイ科アブチロン属で、葉の形はアオイに似て掌状に5裂し、葉腋から出る花は鐘形で黄色や橙色が多い。まれに白やピンクもある。5〜11月と花期が長く次から次へと咲き続け、満開時には風鈴をたくさんぶら下げたように見える…

オーストラリア原産の常緑つる性低木。ノウゼンカズラ科で、葉がナンテンやソケイに似るので、ソケイノウゼンともナンテンソケイともいう。枝は他物に巻きつきながら伸び上がる。6〜10月、花径5〜6cmの喉元がピンク〜赤紫、花弁が白〜淡ピンクの花を…

小さな花が次々と咲き色も変化して楽しめる、熱帯アメリカ原産の常緑小低木。江戸時代の末期に渡来し、観賞用に温室で栽培されてきたが、今では路地植が多い。よく枝分かれし、葉は対生する。春から秋にかけて、葉腋から散形花序をだし、淡紅色や黄色の小さ…

川の土手などに生える、ナス科クコ属のつる性落葉小低木。茎は根元から束生し、枝は弓状に曲がって垂れ下がる。葉は束生し小さく柔らかい。8〜11月、葉腋に直径1cmの淡紫色の花を1〜4個咲かす。花冠は鐘形で先は5裂する。果実は2cmほどの楕円形…

ブラジル原産のナス科ナス属のつる性常緑低木。5〜10月、星型の花を咲かす。色はうす紫から白に変化する。日本の野草である、多年草のヤマホロシと同属なのでよく似ている。花期が長いことが好まれ、最近は垣根によく使われている。

沖縄及び中国、インドシナなど亜熱帯に自生する、高さ15mにもなる落葉高木。幹が緑色で、葉がキリに似ているためアオギリというが、キリの仲間ではなく、アオギリ属である。葉は枝先に集まって互生し、大きな掌状で浅く3〜5裂する。6〜7月、枝先に大…

四国南部、九州南部、沖縄、中国の沿海地に自生する、高さ1〜4mになる落葉低木。葉は互生し、直径10〜20cmで掌状に浅く3〜7裂する。7〜10月、枝の上部の葉腋に淡紅色の花が咲く。花は直径10〜14cmの大輪で、1日でしぼむが次から次へと…

今年もまた、ツマグロヒョウモンの幼虫が職場の裏庭の道端で育っている。数日前、スミレの一株に3齢と2齢の幼虫それぞれ4匹を見つけたが、葉をほとんど食べつくしていた。近くにスミレの株がないので保護し、スミレの株がたくさんある場所に移した。そし…

海岸に近い山地に生え、高さ10〜15mになる常緑高木。千葉県以西の日本、中国などアジア東南部に分布する。厚くて光沢のある葉を輪生状に密につけ、目隠しとしても重宝され、モチノキ同様、昔から庭によく植えられてきた。葉柄は赤味を帯びる。7月頃、…

熱帯アメリカ原産のクマツヅラ科の常緑低木。枝から垂れ下がる花序に、5月頃から夏まで次々と紫色の花を咲かせる。白い縁取りがあるものが多く、とても可愛らしい。数年前からよく見かけるようになった。白色のジュランタもたまに見かける。別名、ハリマツ…

高さ20mにもなる、中国原産のマメ科クララ属の落葉高木。古くに渡来し、東京では明治10年ごろより並木に多用され、現在でも街路樹として広く植えられている。葉は奇数羽状複葉で互生する。7〜8月、枝先に円錐花序をだし、淡黄白色の蝶形花を多数開く…

高さ8〜10mになる落葉小高木。日本、中国、台湾に分布する。葉は枝先に集まって互生し、長さは8〜13cmで、先は鋭く尖る。7〜9月、枝先に総状花序を円錐状にだし、小さな白い花を多数つける。花冠は5mmほどで深く5裂する。樹皮は薄片になって…

幹が滑らかでサルも滑るだろうと、この名が付いた。漢字の百日紅は、花期が長く7〜10月まで咲き続くことを示している。炎天下でも咲き続け、真夏を代表する花として知られる。高さ3〜8m、中国南部原産のミソハギ科の落葉高木。江戸時代初期に渡来した…

関東以西の各地、中国、東南アジア、インドに分布し、海岸の砂地に自生する。ヒガンバナ科の常緑の大型多年草で、高さは70cmほどになる。鱗茎が地中から直立して、中心から花茎を伸ばし、6〜9月、傘状に20個以上の白い花を咲かす。芳香があり、基部…

南米原産でいかにも熱帯を思わせるような鮮やかな花でよく知られている。昔は温室でしか見られなかったが、地球温暖化のせいか最近では庭植えも見かける。葉は楕円状披針形で光沢がある。紫紅色の花弁のように見えるのは3個の総苞片で、中心に筒状の花が3…

海岸近くの林に自生し、高さ2〜6mになる常緑小高木。ニシキギやマユミと同じニシキギ属で、日本、朝鮮、中国に分布する。葉は長さ3〜7cmの倒卵形で厚く、光沢がある。6〜7月、葉腋から集散花序をだし、直径5mmの緑白色の4弁花を多数開くが、小…

中国原産で高さ1〜2.5mになる落葉低木。クマツヅラ科クサギ属で、クサギと同じく、枝や葉には強い臭気がある。葉は対生し、長さ8〜20cmの広卵形で大きい。7〜8月、枝先に直径15cmほどの半球形の大きな集散花序をだし、淡紅紫色の小さな花を…

中国南部原産で日本には江戸時代より前に渡来したとされる。高さ1〜2mになるキンカン属の常緑低木。刺はあるがごく短い。初夏から秋にかけ2〜3回白い花を咲かせる。花は直径2cmほどで5枚の花弁をもつ。12〜1月、2cmほどの球形で橙黄色の果実…

中秋の頃に熟す珍しい紫色の実を、源氏物語の作者紫式部になぞらえてムラサキシキブという。日本、朝鮮、中国の山野に自生するクマツヅラ科の落葉低木。6〜7月、葉腋から集散花序をだし、淡紫色の小花を多数つける。花冠は筒型で先が4裂し平開する。ムラ…

今日も家の裏の避難池に中くらいの大きさのカエルがいた。2週間前に保護した2年目カエルと同じだった。このところ親ガエルのアカも見かけないので、跡継ぎとなる2世ガエルにはぜひとも居ついてもらいたいのだが。 さて、いろいろな色のムクゲがあちこちで…

中国原産だが、平安時代初期には渡来し、古くから薬用あるいは観賞用として栽培されてきた、つる性落葉木本。茎から付着根を出し、高い木や壁などによじ登り、老木は10mにもなる。葉は奇数羽状複葉で対生し、小葉は卵形から卵状披針形で長さは4〜6cm…

原野や川岸に生え、高さ10mほどになるマメ科の落葉高木。本州以南、朝鮮、中国のほか、イランや南アジアにも分布する。葉が夕方閉じることからネムという。6〜7月、枝先に10〜20個の頭状花序を総状につけ、夕方開花する。5枚の花弁は小さくて目立…

東海地方以西の山地に生える、落葉藤本。つるは右巻きで、葉は奇数羽状複葉。小葉は5〜7対あり、長さ3〜4cmの卵形または長卵形。7〜8月、本年枝の葉のわきから長さ12〜15cmの総状花序をだし、長さ1.5cmほどの白い蝶形花をたくさんつける…

小アジア原産で中国を経て10世紀頃、薬用として渡来した。ザクロの名は、漢名の石榴の音に由来するという。花は6〜7月に咲き、萼は多肉で6裂し、光沢のある黄赤色。花弁は普通6枚で、八重咲きもあり、鮮やかな緋赤色。果実は球形で裂開する。種子の表…

中国原産で、明治中期に渡来した、高さ1〜3mになる落葉低木。葉は対生し、長さ10〜20cmで細長く先は尖り、裏は緑白色である。枝先から20〜40cmの円錐花序を出し、芳香のある花を密につけ、チョウやハチがよく集まる。フジウツギ属の花は、フ…

農作業で使う七十二節気で、夏至から11日目に当たる日(あるいは黄経が100度になる日)のことを半夏生という。畑の雑草、カラスビシャクの球茎を漢方で半夏といい、半夏が花咲く頃の意で半夏生という季節名になった。半夏生の頃に花を咲かせるこの花に…