半坪ビオトープの日記

2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

毎朝晩、ビオトープの外に出た子ガエルを探しては元に戻しているが、1日に3匹前後は見つける。実は、ビオトープに張ってある網の目はそれほど細かくないので、まだ小さな子ガエルは出入り自由なのだ。玄関前を横切って運良く家の裏に回れば、湿った土と先…

南ヨーロッパ原産で中国を経由し、日本には1870年に渡来した。高さ5〜8mになる落葉小高木。葉は互生し、長さ3〜8cmの卵形〜倒卵形。6月頃、黄緑色の目立たない花を開く。花のあと花柄が糸状に伸びて花序全体が白煙のように見えるので、スモーク…

ツバキ科の落葉高木で別名をシャラノキという。木の肌が赤褐色で光沢のあるところが、インドで釈迦入滅時の伝説とともに聖樹とされる、フタバガキ科の「沙羅双樹」に間違えられたことに由来するという。6〜7月、葉腋に直径5〜6cmの5弁の白い花を咲か…

中国原産のシナツクバネウツギとユニフローラの交配種で、高さ1〜2mの常緑低木。大正末期に渡来した。刈り込みに耐えて強健であり、造園材料として公園などに広く植えられている。葉は対生または3輪生し、長さ2〜4cmの卵状披針形で光沢がある。花期…

職場の近くで見かけたこの花は、遠くの木を下から見ているのでわかりにくいが、オオヤマレンゲとホオノキの雑種でウケザキオオヤマレンゲという園芸品種である。花や葉はオオヤマレンゲに似て、花が上向き(受咲き)のところがホオノキに似る。オオヤマレン…

本州以南、朝鮮、中国の山野に普通に生え、高さ5〜10mになる落葉高木。6〜7月、枝先に長さ20cmほどの円錐花序を出し、花弁のない小さな花を多数つける。雄花は淡黄色で萼は3〜4裂し、多数の雄しべがある。香りがよいのかハチの仲間がたくさん集…

まだ10mmほどで可愛い今年生まれの1年生子ガエルが、ビオトープの網の外に出ていたので保護して池に戻した。家の裏手にも隣家の庭でも見つけ4匹を戻した。家の裏手の草陰には親ガエルもいたので水槽に保護した。去年の夏から行方不明のクロによく似て…

梅雨時から咲き出し、純白の花びらと強い芳香で強烈な印象を与えるクチナシ。春のジンチョウゲ、秋のキンモクセイとともに、日本では最もよく知られた芳香木である。名は果実が熟しても裂開しないことに由来するといわれる。静岡以西の日本、中国が原産だが…

キョウチクトウは漢名の夾竹桃の音読みで、花が桃の花に似、葉が細長く竹の葉に似ていることに由来する。インド原産で江戸時代中期に渡来したという。高さが4m前後の常緑小高木。花期は6〜9月と長いが、梅雨時は休む。以前は淡紅色の八重咲きが多かった…

本州箱根以南、四国、九州の山地に生え、高さ15〜20mになる落葉高木。淡赤褐色の樹皮は滑らかで薄くはがれる。葉は長さ3〜8cmの洋紙質。6〜8月、葉腋に直径2cmの白色の5弁花を咲かせる。ナツツバキ属でナツツバキより花が一回り小さい。ヒメ…

中国原産のシナノキ科シナノキ属の落葉高木。寺院の境内に植えられることが多く、これも赤塚の乗蓮寺の境内で見つけた。葉は三角状の広卵形で裏に毛があり白っぽく見える。6〜7月、葉のもとから狭い葉状の苞を出し、その途中から長い花梗を垂らして分枝し…

中国原産で、古くに渡来し、関東以西、中国、インドの山野に自生する、メギ科ナンテン属の常緑低木。名は漢名の南天竹に由来するとされる。茎は群出し、直立して1〜2mになる。6〜7月、茎の頭に花穂を出し、白い小さな6弁花を円錐状に集めて咲く。蕾の…

梅雨の季節を象徴するアジサイは、古くから観賞され栽培され改良されてきたが、ガクアジサイの両性花がすべて装飾花に変わったものといわれる。名の由来は集真藍(あずさあい)で、藍色の小さな花が集まる姿から名付けられたという説が有力である。紫陽花と…

上陸のピークが過ぎたので、ホウレンソウによる水槽での飼育を終了することにした。手も足もまだ出ないオタマジャクシ30匹を含め70匹を池に放した。これからは自力でエサを調達してもらうしかない。 先日、職場の近くでこのフェイジョアの花を見かけた。…

今日も東京産10匹、奥鬼怒産3匹のヤマアカガエルが上陸した。ようやくピークは越えた模様だ。 先日、近所でこのニワナナカマドを見かけた。葉と花がナナカマドによく似ているが、よく見るとナナカマドの花が複散房花序なのに対し、こちらは円錐(穂状)花…

昨日が梅雨入りということだったが、今日は晴れ間が覗いて暑くなった。今がヤマアカガエルの上陸のピークでちょうど梅雨入りを本能で狙ったかのごとくだ。だが、実際に今上陸しているのは、産卵が遅れたものや山奥で捕えたものをホウレンソウで養殖して、早…

昨日は忙しくて子ガエルを池に放すことができなかった。そのため二日分たまり、東京生まれが18匹、奥鬼怒生まれが17匹で、合計35匹を池に放した。これが奥鬼怒産の上陸用水槽で、ガラスを元気よく這い上がって我先にと別世界を目指している。池に放す…

北米中南部原産のモクレン科の常緑高木。1873年に日本に渡来し、公園や庭園、寺院の庭などに植えられ、高さは10〜20mになる。葉は長さ20cm前後、光沢のある革質の長楕円形。5〜6月、花径15〜20cmある乳白色の大輪の花を枝の先に咲かす…

今日もヤマアカガエルの子ガエル、東京産3匹と奥鬼怒産10匹を池に放した。上陸用水槽にはそれぞれ10匹ほど移した。ホウレンソウのえさやりと水の入れ替えに加え、続々と上陸してくる子ガエルの選別、移動が忙しい。 この花は10日ほど前に見かけたカル…

昨日池に放した上陸1号2号の姿はもう見つけられない。今日も2匹子ガエル(亜成体)になった3号4号をまず池に放した。奥鬼怒産も1匹子ガエルになったので池に放したが、これがその奥鬼怒1号である。今までオタマジャクシのうちはカエルの種類が確定で…

ヤマアカガエルの上陸1号は尾がなくなり、はっきりと子ガエル(亜成体)となった。昨年は4月4日に産卵を認め、6月4日に養殖1号が上陸したが、今年は4月22日に産卵を認め、6月10日に上陸した。2週間以上遅れて産まれたが、上陸までの日数は2週…

キンシバイの名は、慣用漢名の金糸梅の音読みに由来し、金糸のような雄しべをもち、ウメの花に似ていることを示す。中国原産で古くから植えられている、高さ1m弱の半落葉低木である。6〜7月、垂れ下がる枝先に4cmほどの5弁花を開く。垣根などにまと…

バラ科シモツケ属の落葉低木。高さは1m前後。名は最初の発見地、下野(栃木県)に由来するが、本州以南、朝鮮、中国の山地に自生する。5〜7月、枝端に淡紅色をした5弁の小花が群がって一斉に咲き、花弁より長い多数の雄しべがまっすぐに伸びて霞のかか…

5〜6月、花径4cmで花弁が4枚の白い花を数個ずつ開く。長さ5〜8cmの葉は対生し、先は尖り縁には鋸歯がある。花弁の基部には赤紫に斑点があり、花には芳香がある。高さが1mほどで、枝が垂れ下がらず花は上を向く。花弁の大きい園芸品種が出回って…

花が美しく葉がヤナギに似るところからビヨウヤナギという。中国原産で古くから渡来したが、江戸時代の書には美央柳とあり、別に美女柳、美容柳とも書くが、柳とは縁なく、高さ1m弱のオトギリソウ属の半落葉低木である。6〜7月、枝先に4〜6cmの黄金…

2つの水槽には池で生まれたヤマアカガエルのオタマジャクシが100匹と、奥鬼怒産のオタマジャクシが50匹いる。どちらもホウレンソウを食べて日に日に大きくなってきている。ヤマアカガエルのオタマジャクシのうち、足が出てきたものがすでに30匹ほど…

北米原産で明治時代に渡来した、高さ1〜2mのユキノシタ科ズイナ属の落葉低木。5〜6月、10cm前後のブラシのような穂状花序を斜めに出し、3mmの小さな白い花を多数咲かす。9月に果実が熟し、10月に赤く紅葉する。別名、紅葉木、アメリカズイナ…

陰暦5月に咲くのでサツキというが、ツツジ属のツツジの仲間の一つに過ぎない。サツキは新芽が伸び切ってから開花するが、ツツジは開花後に新芽が伸びる。サツキの枝の方が太くて黒い毛が多く、葉が細くて先が鋭い。花期もツツジよりやや遅れる、といった違…

ようやくビオトープの草刈の時間がとれた。池の周りはユキノシタが茂っていて、少し草をすいたくらいではカエルが歩くことも出来そうにない。古い葉を順に折り取っていたら、突然、ヤマアカガエルが池に飛び込んだ。驚いたのはカエルの方だろう。色は薄いが…

日本の照葉樹林の海岸林を代表する、高さ2〜3mの常緑低木で、特徴のあるこの葉を見ると海岸を波打つ音を思い起こすほどだ。長さ5〜10cmの長楕円形の光沢のある革質の葉は、しばしば裏に反り返る。5〜6月、5弁の芳香のある小形の花が集まって咲く…